彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「正直、凛道蓮にやられた件で、親にはしごかれた!けど、勘違いするなよ!オメーに『負けた』ことじゃなく、『ケンカしたこと』に対して怒られたんだ!」

「はあ・・・それと君が作務衣を着てるのと、どう関係がるの?」

「大ありだ!凛道、オメーが教師相手に暴れたおかげで俺も逃げることができた・・・!しかし、問題を起こしたってことは親父にうっすらと伝わり、墓の草むしりを命じられてしまった。」

「親父?」

「お墓の草むしりって・・・・」




可児の言葉に、思わず瑞希お兄ちゃんと顔を見合わせる。

その後で聞いた。




「あの~・・・君のお父さんって、何してる人?」

「何って、坊さんだよ。」


「「ええええええええ!?」」


(お坊さん!?)





声をそろえて驚く、私と瑞希お兄ちゃん。



「つまり、宗教関係者ですかっ!!?」

「そうだぜ。親父はここの住職で、仏教徒だぜ、この野郎。」

「え――――――――――――!!?」

「マジッか!!?



〔★衝撃の事実だった★〕




「お前、あの住職さんの子供なの!?」

「え!?あのご住職の!?」



瑞希お兄ちゃんの言葉で思い出す。

とても、神々しい感じで人の良いお坊さんのことを。



「瑞希お兄ちゃん、ご存じだったんじゃ・・・?」

「いやいや!今、初耳だぜ、凛!?言われてみれば・・・・苗字が同じだな・・・そっか、可児は、住職さんの息子・・・」

「そ、そうですか・・・知らなかったんですか・・・」



眼を、パチパチさせながら言う瑞希お兄ちゃんを見て思う。

可児って珍しい苗字だから、普通気づきそうだけどな、と。




(まぁ・・・びっくりして瞬きする瑞希お兄ちゃんが見れたからラッキー♪)




〔★凛の基準はどこまでも真田瑞希だった★〕