彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「お前、真田瑞希だろう!?伝説の悪のゴレンジャーのセンターだろう!?総長なのに、薄情だろう!?大の男が泣いてんだぞ!?気になって聞くだろう!?」

「むぐ・・・・」



ウザいと思ったけど、相手の言い分も気になった。


何で泣いていたのか?

なぜ、ここにいるのか?



(瑞希お兄ちゃん・・・・・聞いてあげるのかな?)




通行止めまでして、怒っている男子の話、聞くのかな?

優しい瑞希お兄ちゃんなら、あり得るかもしれない。

可児は薄情だとほざきやがったけど、最初に聞かなかったのは、瑞希お兄ちゃんなりの考えがあったはず!



(ハッ!?もしかして瑞希お兄ちゃん・・・気を使って、そっとしようとしてた!?)



漢が、硬派が泣くものじゃないっていつも言ってるもんね!

絶対そうだよ!



(瑞希お兄ちゃんは優しい人だもん!)




期待を込めて、ワクワクしながら瑞希お兄ちゃんを見る。

彼は目だけで、私をチラッと見てから言った。




「いや・・・・なんか面倒くせぇから、いいかなぁーと。」



「面倒くさい!?」

「むぐぐ!?」

えっ!?

(そんな理由!?)



〔★優しくない理由だった★〕




面倒くさい!?

面倒くさいから、追及しなかったの!?

瑞希お兄ちゃーん!?


びっくりしていれば、可児も同じようにびっくりしながら言った。




「お・・・おまえぇぇぇ!そんな理由!?俺をシカトしたのは、そんな理由!?」

「お前、俺の後輩でも何でもねぇーもん。おまけに、ちっちゃいのに頑張ってる凛を、いじめようとしただろう?次いじめたら、鼻つぶすからな?」


「むうう♪」

(瑞希お兄ちゃん・・・・!!)



「どこまでブラコンだこの野郎!!?」




(嬉しい!瑞希お兄ちゃん!私のために・・・・惚れ直しましたぁ~!!)




〔★瑞希の脅しコマンド★〕
〔★違った意味で、可児と凛にきいていた★〕