彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「可児良信(かに よしのぶ)君!?」


「ズビビビっ!!あっ!?見つかった!!?」




いたのは、五分刈り男。

少し前に、戦った尾村の後輩で、『SHIELD』メンバーの可児良信(かに よしのぶ)だった。




「知り合いか、凛?」

「瑞希お兄ちゃんを侮辱したバカ男の後輩で、尾村の仲間です!君・・・・こんなところで、なにしてるの!?」




瑞希お兄ちゃんに簡単に説明してから問う。




「うぐっ、ううっ、いいだろう~?俺の勝手じゃねぇーか、グズッン!!」

「いや、そうかもしれないけど・・・・」



(場所が場所だけ、状況が状況だけに聞いてしまう・・・・・・・・)




お墓の中で、大の男が泣いているなんて・・・。




(すごく不気味・・・・)




〔★違った意味でホラーだった★〕




「不気味なんだよ、オメーは!!」



さいわい、そう思ったのは私だけじゃなかった。




「円城寺君。」

「何コソコソしてやがんだ!?つーか、いつからそこに隠れてやがった!」




いつもの彼らしく、キレ気味に問いただす円城寺君。

それに可児も反論してきた。




「ば、馬鹿野郎!俺は、隠れてねぇーぞ!」

「テメーの立ち位置考えながら言えや!完全な覗きじゃねぇか!?オメー、俺らの様子をうかがってたんだろう!?人として恥ずかしくないんか!?」



「・・・・。」

(恥ずかしくないのかって、円城寺君・・・・)




〔★大河の罵声発動★〕
〔★凛は何か言いたそうにしている★〕



「怒鳴るな、大河。その辺にしとけよ。」

「瑞希さん!」




まくし立てる円城寺君に、ため息交じりで瑞希お兄ちゃんが止める。




「よくわからねぇーけど・・・・こいつ、浅原の後輩か?」

「そうっスよ!きっと、瑞希さんへのヒットマンです!あいつ、あの一件で、尾村共々リンチ受けたみたいすから!名誉挽回(めいよばんかい)に来たんすよ!」

「リンチ?」

「瑞希お兄ちゃんへの刺客!?」




円城寺君の言葉に、瑞希お兄ちゃんと私が素早く反応する。