彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「やっぱ、凛は俺の思った通りの男だよ・・・・。だからこそ、無理はさせたくない・・・・」

「瑞希お兄ちゃん・・・」

「無理は、してねぇーよな・・・・?」




不安そうな目で見てくる彼。

安心させたくて、精いっぱいの強気で言った。




「無理して遊んだりなんか、してませんよ。」




カンナさん付きで、瑞希お兄ちゃんへともたれかかりながら言った。




「瑞希お兄ちゃんも、うらやましがる友達が出来たんですから!」

「凛・・・・」

「ねぇ、カンナさん?」




ニコッと笑って、女友達に同意を求める。

それに私の腕を組んでいるカンナさんが答える。




「そ、そうだな!そうっすよ、瑞希先輩!あたしら・・・もうツレだから・・・!」




耳まで赤くしながら言う姿に、照れているのだと思う。

同時に、感動が胸を押し寄せる。




「うん・・・ありがとう、カンナさん。」

「ば、ばか!礼なんか言ってんじゃねぇーぞ!」

「えへへへ・・・ごめん。」

「謝るのもなしだっての!オメーは、放っておけねぇーからよ!」

「あははは!そこまで言うなら、凛を頼むぜ、高千穂。」

「瑞希お兄ちゃん。」




赤い顔で言うカンナさんに、笑顔の瑞希お兄ちゃんが言う。




「こいつ、かなり天然で、世間知らずだけど、いい子だから。こう見えても凛は、デリケートに出来てるからさ・・・仲良くしてやってくれ。」

「もちろんすよ!短い付き合いすけど、良いやつだってわかってます!」

「カンナさん・・・・!」


「俺らからも頼むわ、高千穂ちゃん。」




断言&即答するカンナさんに、足音と一緒に低い声が続く。



「凛たんの友達として、遊んでやってくれな?」

「烈司さん!」

「うっうっ!あたしからもお願いよ~カンナちゃん!ホント、凛ちゃんはいいお友達に恵まれて・・・・!感動したわっ!!」

「モニカちゃん!」

「泣くか頼むかどっちかにしろ。高千穂、女子のお前に仲良くは誤解を生むが、ボケポジションの凛道のツッコミ役として頼んだぞ。」

「獅子島さん!」

「わははははははははは!!凛助~仲良くしてもらえよー!!」

「百鬼さん!」




初代龍星軍メンバー全員が、そう言ってカンナさんにお願いしている。