彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「覚悟しとけよ、凛道蓮!オメーが背負った龍星軍は、不良の世界じゃ最高のブランドだ。ドジ踏んで、瑞希さんに迷惑かけんじゃねぇぞ?」

「絶対、そんなことだけはしません!!」

「・・・わかってんならいい。いざとなりゃあ、俺らがオメーを保護してやる。」

「保護って、僕は~~~~え?保護??」

「そうだよ。」




聞き返せば、真面目な顔で円城寺君は告げる。




「オメーには、借りを作りっぱなしだからな。それ返す間だけ、同盟組んでやるよ。」

「同盟!?」

「そーだよっ、りーん!!」




ポカーンとする私の背後から、なにかが飛びついてきた。




「カ、カンナさん!?」

「今日から、あたしら爆裂弾と龍星軍は同盟関係ってことだ!大河達はオメーの盟友だから、夜露死九な!?」

「えええええええええええ!!?」



(私とカンナさん達が同盟!?)



「い、いいんですか!?同盟って・・・」

「うるせぇ!オメーに借りを返す間だけだ、凛道!」

「とかなんとか言って・・・・凛道が気になるんだろう、大河?」

「尾村相手にかばってる発言したしさ~」

「黙れ!秀!悠斗!」


「つーことだから、仲良くやろうぜ、凛!」

「みんな・・・・」




笑顔で言うカンナさんに、集まって来た爆裂弾男子に、胸が熱くなる。




「ありがとう・・・俺・・・・すごく嬉しいよ・・・・!」

「ばっ!?なに、しんみりしてくれてんだ凛道!?期限付きって言ってんだろう!?このくそチビが!」

「大河~それ俺にケンカ売ってんの~?凛道がチビなら、俺どうなるわけ・・・!?」

「お!悠斗がキレかかってるぞ~大河~!」

「誰もオメーのことは言ってねぇぞ!?」

「うっせー!ツンデレなら、別の言葉使えコラ!!」


「きゃはははは!馬鹿な男達だぜ!なぁ~凛?」

「いえ、なんというか・・・ハハハ。」




私の腕を組みながら言うカンナさん。

返事に困って笑っていれば、ポンと頭に手を置かれた。




「良い友達が出来たな?」

「瑞希お兄ちゃん!?」




目の前でギャーギャー騒ぐ男子を見ながら、どこか嬉しそうに瑞希お兄ちゃんは言う。