彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「つーことで、両者そこまにしろっ!」




ぎゃあ、ぎゃあ言う2人を止めたのは、やっぱりあのお方。



「瑞希さん!?」

「瑞希先輩!?」


「瑞希お兄ちゃーん♪」



最強最高の元ヤン総長の瑞希お兄ちゃんだった。




「お前ら、じゃれ合いはそこまでだ!」




さわぐ円城寺君とカンナさんを、瑞希お兄ちゃんがなだめる。



「大河の言い分も、高千穂の言い分もわかった。」

「じゃあ、どっちが悪いかわかりますよねー!?大河が悪いっしょ!?」

「ざけんな!オメーだろう、カンナ!そうですよね、瑞希さん!」



「両方だっ!!」


「「えー!?」」



(『えー!?』って・・・・)



〔★大河・カンナの双方から不満の声が上がった★〕
〔★凛は何か言いたそうにしている★〕



(・・・僕に聞かれてるわけじゃないから、言わないけど。)




言ったら、2人から八つ当たりされそうだから黙ってるけど。




(これはどっちもどっちでしょう?)




同じ年の彼らに困ったものだと思う一方で――――



(瑞希お兄ちゃん、この面倒な場面をどう収める気だろう・・・)



やっぱり、瑞希お兄ちゃんのことが気になった。




(瑞希お兄ちゃんの仲裁に文句つけるようなら、2人まとめてぶっ飛ばすけど・・・)




〔★瑞希が絡むと、凛は情けようしゃがない★〕




どうなるかと見守っていれば、不満がある2人が瑞希お兄ちゃんに言う。




「瑞希さん、なんすかそれ!?カンナ、調子に乗りすぎでしょう!?」

「オメーは、ふて腐れすぎなんだよ!絶対、大河に問題があります!」


「いいや!それよりも、ずっと問題なことがある。」




あいつが、あいつがと言いあう2人に、瑞希お兄ちゃんはさらに言った。