彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「なにすんだよ!?離せよ!」

「熱くなってんじゃねぇーよ、馬鹿が。」

「やれやれ・・・それが目上に対するの口の利き方か?」

「獅子島さん!」




暴れて抵抗する円城寺君を、眼鏡の先輩も抑えてくれた。




「円城寺、貴様が高千穂の言葉にキレる=凛道のことを意識しているにつながる。大人しく、比べられてムカついてると言ってしまえ。」

「くっ!俺は、凛道なんか、眼中にはネェ!」

「きゃははは~!やーい!ざまーみろ、大河!いい気味!」

「ちょ、やめなよ、カンナさん!烈司さん達がなだめてるのに、よくない言い方だよ?」

「うっせーな、あいつが馬鹿だから馬鹿って言ってんだからよ~」

「―――――――――おバカはあんた!」


ゴツン!



「いってぇー!?」

「カンナさん!?」




怒られる円城寺君を見て笑っていたカンナさんに、ゲンコツが落ちた。



「高千穂ちゃん!せっかく、れーちゃんとイオリンが止めようとしてんのに、邪魔するような真似するんじゃないわよ!」

「モニカちゃん!」

「モ、モニカ先輩!?」



黙ってれば、そっちだとわからない、美人のオネェさん。



「カンナちゃんの言い分は間違ってないけど、言い方を考えなさい!しつこい子は、モニカちゃん嫌いよ!?」

「うっ!?で、でも、大河が~!」

「別にモニカも、からかうをいかんとは言っとらん。ただ、あまりしつこくしてやるな。」

「獅子島さん!」



そう言って、モニカちゃんを援護したのは眼鏡の先輩。



「いじりやすいキャラ扱いをするのは勝手だが、俺達の手をあずらわせるな、馬鹿者め。」

「獅子島先輩・・・」

「まったく。大人に面倒をかけるのが好きな子供達だな?」

「わははははは!いーじゃんぇーか!?」



呆れながら言う獅子島さんの声が、大声でかき消される。



「百鬼さん!?」



発信元は野獣。



「伊織~!馬鹿野郎共はオメーらだぜ!?本人同士が、戦いたいって言ってんなら、やらせてやればいいだろう~!?海外じゃあ、男女の試合は珍しくねぇーんだぞー!」

「百鬼さん、ここはリングじゃないです!!」

「貴様は黙っていろ、馬鹿者。」



みんながやめさせようとする中、唯一、百鬼だけがあおっていた。




〔★皇助は、自分に正直に生きている★〕