彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「あの一件で、尾村一派は事実上、解散・消滅したんだぞ!?」

「解散・・・?チームがなくなったんですか?」

「チームはあるよ!単に、尾村が『SHIELD(しーるど)』の頭を下ろされて、OBの浅原もさらに上のOBからリンチを受けて、メンドーくさくなってるってことだ!!」

「へぇ~、世代交代ですか?」




〔★凛にはどうでもいいことだった★〕




「なに、他人事みたいに言ってんだよ!?凛が原因で、そうなったんだろうが?」

「いや、選挙権のない僕に対して、落選した人が文句言うとか・・・おかしいでしょう?世間では、そういうのを言いがかりと言います。」

「選挙に例えてんじゃねぇよ!!どこまで無関係決め込んでんだよ!?世間では、凛が壊滅させたって思ってんぞ!?お前、単車のお祓(はら)いしに行った時、浅原に会ったそうじゃんか!?」

「え!?なんでカンナさんが、そのことを知ってんですか!?」

「世間がみんな知ってんだよ!お前は浅原に瑞希先輩を馬鹿にされて、ムカついて、その仕返しで浅原の後輩の尾村を叩き潰したってことになってんだからよ~?」

「あ、それならいいです。」

「いいのかよ!?」




〔★凛はデマを受け入れた★〕




「そういう誤解なら、今後は否定しないことにします♪」

「おおーい!?どんだけ、瑞希先輩が大好きなんだ!!?」




〔★6年継続中の愛だった★〕




「瑞希お兄ちゃんのことは、とても大好きなのでそれでいいです。しかし、今はそういう話じゃないです。」


(他の人がどう思っているかは、さておき。)





そういう情報はいらない。

私が知りたいのは別のこと。





「瑞希お兄ちゃんを侮辱したゴミの話は、どうでもいいです。」

「どうでもいいって、凛!?」





下種のことはいい。




「カンナさん達は、大丈夫なんですか?」

「・・・はあ?あたし??」




気になるのは、目の前の彼女達のこと。