彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「あんだよ?俺は墓参りがすんだんだから、帰るんだよ。」


「おじさん、伊吹陽翔さん達のこと・・・・・本当は好きだったんじゃないですか・・・・?」



「えっ!?」

「――――――――――!?」



私の言葉に、驚いたように声を漏らす瑞希お兄ちゃんと、息をのんで立ち止まるおじさん。



「凛ちゃん!?」

「凛道、何を言っている?」



瑞希お兄ちゃんだけじゃなく、モニカちゃんや獅子島さん、他のお兄さん達も驚いていた。

確信はなかった。



(だけど――――――――――)




気づけば・・・・自然と、口が勝手に動いていた。





「馬鹿な子ほど可愛いって言うから・・・・おじさんも、2代目達が死んだこと、本当は後悔してるんじゃないですか?」

「・・・・後悔?馬鹿が馬鹿やって死んだんだぞ?俺が面倒見なきゃいけないヤンキー共は、まだまだ大勢いるんだ。龍星軍だけに、かまってらんねぇーよ!」

「そうかもしれないけど、おじさんはなんか違う。」


「違う?」





振り返りながら聞いてきたので、感じたままのことを言った。




「『後悔』って言う時のおじさん・・・・『自分の気持ち』を言ってるみたいだった・・・。瑞希お兄ちゃんに八つ当たりしてるみたいだったよ?だから―――――――平気でひどい言葉を使えたんでしょう?自分にも向けて言ってたから・・・・。」


「――――――――・・・!?」


「り、凛!?」


「違うの?」




戸惑う瑞希お兄ちゃん達をよそに、おじさんは答えない。

ただ、顔を元に戻すと、私達に後ろ頭を向けて歩き出す。

そのまま歩きながら、フジバラは言った。