彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「男の嫉妬は見苦しいですよ!?いくら、見た目と中身で負けてるからって!」

「よーく、わかった!俺をそういう目で見ていたんだな小僧・・・!?」

「り、凛・・・・!」




悪人顔でツッコむフジバラと、ひきつった顔で私を呼ぶ瑞希お兄ちゃん。




「瑞希!どう見ても素人じゃねぇか!?どこに4代目を任せる決め手があった!?」

「う、うるせぇー!!俺の勝手だろう!?」




これに瑞希お兄ちゃんが、照れているのが見える。




〔★恥ずかしがっているの間違いである★〕




照れる瑞希お兄ちゃんも可愛いと思っていたらフジバラが言った。




「お前の考えはよくわかったぞ、凛道蓮!だが、残念なお知らせだ!瑞希はおまえが思うような、特撮ヒーローじゃないんだぞ!」

「わかってます!ダーク的な主人公です!」

「わかってねぇよ!そいつは、こりもしないで、将軍気取りで、不良の後継者を指名してる!」




私から瑞希お兄ちゃんに視線を移しながら告げる。




「真田瑞希は、最高で最低な極悪ヤンキーの――――――――人殺しだっ!!」

「・・・・・・・・え?」


ひとごろし?


(人殺し?なにそれ・・・!?)





「おい!瑞希を悪く言うと、ぶっ殺すぞ!?」






私が意味を理解して怒る前に、烈司さんがキレた。

バンダナの件でキレた時以上に怒る。

それに警部と名乗る男が鼻で笑いながら言った。




「事実だろうが、共犯者!お前らが、陽翔や『たくす』を2代目にしなきゃ、あいつら死ななかったんだぜ?」

「っ!?それは・・・・」


(たくす??)




新たに出てきた名前。

陽翔は伊吹陽翔さんだとわかったけど、『たくす』って??




(・・・そーいえば・・・特攻隊長も死んでたよね?もしかして、その人?)




聞いてみようかと思ったけど、フジバラの次の言葉で、それどころじゃなくなった。