彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




迫力ある声でフジバラは言う。




「ガキはいいな!?」

「痛っ!?」

「凛っ!」




奴の与える痛みに顔をゆがむ。

それを見て、瑞希お兄ちゃんが私を呼ぶ。



「お、お兄ちゃん!」



そんな瑞希お兄ちゃんを見ようとしたら、無理やり顔を引っ張られる。



「お、おじさん!?」



やったのは警察官だという強面(こわおもて)のおじさん。



「痛たたた!なにするんです!?」

「いいご身分だよな~!?お子ちゃまよ!?」



文句を言う私を子どもと言い放つおじさん。

そして、そのまま私のアゴをつかむと、自分の・・・おじさんへ方へと顔を向かされた。




「勝手に危ない遊びして、勝手に怪我して、くたばって!その尻ぬぐいが誰にくる!?未成年の分際で、生意気言ってんじゃねぇぞ!?」




警察とは思えない乱暴な言葉。




(これはまるでー・・・!)



「や、やくざ・・・!」




思わずもれた本音。




「それがどうした!!」




これにおじさんは、舌打ちして怒鳴る。

同時に、私から乱暴に手を離すと言った。



「オメーみたいなクソガキ相手にしてると、お上品な言葉づかいは忘れちまうんだよ!!いいか、お前が大好きな瑞希お兄ちゃんは、元ヤンだ!ヤンキーだ!」

「知ってます。素敵なヤンキー様です。」

「っ!?って、嫌みだよボケー!!真面目に答えるな!」



〔★フジバラからの悪意コマンド★〕
〔★凛は真心で打ち返した★〕




「あなたに言われなくても、瑞希おにいちゃんは素敵なお方です!嫌味と言ってますが実はーーーーー妬んでんでしょうあなたは!?」

「どんだけ!?お前、どんだけ瑞希を美化してる!?」



〔★6年かけて、みがかれていた★〕