彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「良い時代になったもんだぜ。オカマだ、ニューハーフだってのがヤンキーしてても、差別されないようになったんだもんな~」

「なわけないでしょう!?あたしみたいなマイノリティーは、未だに差別あるんだから!」




〔☆良い子のためのワンポイント解説☆〕
マイノリティー:少数派の人達のことを言うんだよん♪



「まいのりてぃねぇ・・・・俺はハイカラはわからんが、オメーら元ヤン共が小数派ってことはわかるぜ?今だに、社会に迷惑かけやがってクズ共が・・・!」

「なんだと・・・!?」




そう語るおじさんの声と口調は、さっきとは別物。

顔つきも、シビアになっている。

その変化に驚いたけど・・・



「瑞希お兄ちゃん、は迷惑かけてません!」

「凛!?」

「なんだと?」

「瑞希お兄ちゃんはクズなんかじゃない!烈司さんも、モニカちゃんも、獅子島さんだって、今は真面目にしてます!!」

「凛助!!俺の名前が出てないぞ!?」

「真面目にしてるんです!」

「無視すんなよ!?」



〔★確信が持てなかったので、皇助の件はスルーした★〕




「昔のイメージだけで、瑞希お兄ちゃん達のこと、決めつけないでください!」

「ほぉ~真面目にしてる奴が、後輩に族の勧誘を進めるか?」




鋭い目付きで、顔を寄せながら私に尋問(じんもん)してくるおじさん。

怖いと思ったが、瑞希お兄ちゃんのことでは一歩も後に引きたくないので言った。




「ち、秩序を守るためなら、そういうことも仕方ないんです!言いがかりはやめてください!」

「――――――――ガキが偉そうに語ってんじゃねぇ!!!」

「ひゃ・・・・!?」




突然、耳元で怒鳴られ、頭がグワングワンする。

軽いめまいが起きる。

そんな私の頭部を、前髪ごとつかむとフジバラは言った。