彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「そーよ、そーよ!凛ちゃんが可愛いからって、セクハラかましてんじゃないわよ!ロリコン親父!」

「あんたのしてること、完全な人権侵害だぜ。なんなら、出るところ出ましょうか?『ふじわら』警部さん?」

「凛道蓮への逮捕令状はあるのか、悪人面?いつまでも旧石器時代のことが、現代で通用すすると思わないでもらおう。」

「わははははは!これ正当防衛だよな!?完全に俺様が正攻法で倒して文句言われないよな!?わはははは!ずっと殴りたかったんだぜ、クソじじい~!」



「瑞希お兄ちゃん、モニカちゃん、烈司さん、獅子島さん、百鬼さーん!」

「たいした親ばかぶりだな・・・」




中年の親父の腕の中、私のために声を上げてくれる先輩方の名を呼ぶ。

それに、私を腕に抱いているおじさんがからかうように言った。




「昔のお前らなら、こんなちびっ子1人のためにそこまで言わなかったんだがな~そんなに陽翔が死んだことがつらかったのかよ?」

「ジジィ・・・!俺らにケンカ売りたくて来たのか・・・!?」

「馬鹿言え。俺も陽翔の墓参りだ。」




そう言うと、足元にあるお菓子やジュースを気にすることなく進むおじさん。




「あ、あの!?」



フジバラが動けば、私も引きずられていく。

というよりは・・・・



「小さいし、軽いなお前?」

「おろして下さーい!」



持ち上げられて、運ばれていた。



「きぃ~!あたしだって、凛ちゃんをだっこしてないのに!この痴漢刑事!」

「そういう問題じゃないだろう、モニカ!?」

「あいかわらず、男の趣味がはっきりしてるな、勘兵衛?」

「だからその名前で呼ぶんじゃねぇよタヌキおやじ!!」



本名を言われ、巻き舌でキレるモニカちゃん。

それにひるむことなく、フジバラは言う。