彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「円城寺のライバルだった庄倉を倒し、毒蝮を警察を利用して解散させ、あげくは、瑞希達の母校の番長をしていた尾村達を叩きのめしたって言うからよ~拝みに来たぜ、4代目?」

「じゃあ、合掌し終わったらお帰り下さい。」



危ない。

このおじさんは、なにか危ない。

本能的にそう感じたので、自然と拒絶の言葉をとなえる。

そう言い終わった瞬間―――――――




「帰れるかボケっ!!」

「わああ!?」


バサ!ドサドサ!!



「凛っ!!?」




突然、おじさんが飛びかかって来た。



(あ、あぶな・・・お花が!!)



せっかくもらったお供え用の菊の花束。

守るようにかばったので、形は崩れず、花びらも散らなかったが・・・





「い、いたたたた!?」

「なんだ?やけに、あっさりつかまるんだな~!?」




そう話すおじさんの口が、耳の真横にある。



(は、羽交い絞め!?)



それも、背後から捕まえられた。



「は、離してください!だれか~!助けて~おまわりさーん!」

「はいはい、ここにいるよ!わかってるから、話は署の方で聞こうか~?」

「全然わからない!なんですか、署の方って!?まさか、けーさつのこと!?」

「さっきから、そう言ってるだろう?俺がおまわりさんだって。」

「警察手帳の違いがわかららない一般人が、その言葉を信用すると思わないでください・・・!」

「くっ・・・正論だが、お前も頑固だな!?大人しくしろ!」

「うわーん!絶対抵抗してやる~!み、瑞希おにいちゃーん!!」



よかならぬ単語を聞き、暴れながら大好きな人に助けを求める。




「老いぼれ!凛を離しやがれ!!」




これに、お兄ちゃん達は応じてくれた。




「バラさんよ!一体、どういうつもりだ!?なんで、凛を捕まえる必要がある!?」




そう言ってくれたのは、瑞希お兄ちゃんだけではない。