彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



判明したおじさんの職業に、私は心底びっくりした。





「えっ・・・・ええええええええええええええええ!?」



(警察!!?)

このやくざ風の人が!?




「おじさん、おまわりさんだったんですか!!?」

「そうだよ~おまわりさんだよ~?」


(全然見えない!)





ニヤリと笑って答えるおじさんを見て思う。




(雑賀先生の職業が、教師ってことにもびっくりしたけど、このおじさんの方が全く似合ってない!職業詐欺よ!)




〔★凛は失礼な驚き方をしていた★〕





「ほら、これが証拠だ。よ~く、見な。」




そう言いながら、私の目の前に警察手帳を突きつけるおじさん。



「こ、これが・・・!?」

(警察手帳・・・・!?)


「これが、噂に聞く、おまわりさんの身分証明書・・・・!?」



ドラマやアニメに出てくる手帳そっくりの公安警察アイテム。



「そうだ。本物見るのは初めてだろう?」

「ええ・・・初めてです・・・・」



口元をゆるめながら言うおじさんと、警察手帳を見比べながら私は言った。




「初めてなので、僕がこれを本物だとわかる判定する基準がありません。よって、本物と言われてもその違いがわからない=あなたを本物の警察だと判断する材料にはならなーい!!」

「マジか、凛!?そうくるかぁ―――――!?」

「どこまで疑り深いんだお前ぇ―――――!?」




ビシッと指さしながら言えば、ええ!?と驚く瑞希お兄ちゃん達と、はあー!?と大口開けながら表情を崩すおじさん。

そして、ひどい顔の壊れかたをしたおじさんが言う。




「お、お前~!!本当の本当に!そういう切り返しをしてきた奴は、お前だけだぞ、凛道蓮!?」

「褒められても、信用はしないですよ、放火犯候補さん!?瑞希お兄ちゃん、こいつ怪しいです!昔、テレビで見たことあります!現役刑事に警察手帳の提示を一般人が求めたら、『見せたって違いわからないでしょうwww?』って言ってたもん!」

「うわ!?性格わりぃ警察だなぁ~!?それは、凛も疑って仕方ないな!」

「仕方なくねぇーよ!なんなら、わっぱとチャカも見せてやろうか!?警察アイテム披露してやろうか!?」

「わっぱ?ちゃか??」

「手錠とピストルって意味だよ、凛!つーか、ガキ相手に『バラしの虎』がムキになってんじゃねぇーぞ!?」

「ばらしのとら?」




鋭い目つきで言う瑞希お兄ちゃんに聞けば、彼は答えてくれた。