彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



(わ、私の名前を知ってる!?)


「あ、あなた!どうして知って・・・!?」

「しおらしい顔して、平気でデタラメ言いやがって!なにが、井上勇太だ!?どこから引用した!?」

「くっ・・・そこの墓石に刻まれていましたので、つい・・・!」

「死者から拝借したんかい!?」



〔★男も驚く罰当たり行為だった★〕




指さすのは良くないと思い、掌を向けながら『井上勇太』と刻まれた墓石を示せば、コラ!と怒鳴られる。



「お前~!瑞希はオメーに、どんな教育してんだよ!?」

「清く正しい、ヤンキー街道です。」

「ヤンキーにキレイはねぇーよ!社会からのはみ出し者には変わりないだろうーが!」

「むっ!?瑞希お兄ちゃんを侮辱することは許しませんよ、この変質者!お兄ちゃん、バリスタとして社会に溶け込もうとしてるんだから!」

「その割には、オメーを龍星軍の4代目にしようってのは、どういう了見だ?お兄ちゃんが言うから、言いなりで4代目になるのか!?まるで飼い犬だな!?」

「そうです!!」

「否定しねぇのかよ!?」



〔★凛は悪口を受け入れた★〕




「否定する理由がありません!瑞希お兄ちゃんが間違ったことをするとは思ってません。」




おじさんの言葉に、胸を張って答える。

これに相手は、なぜか呆れながら言う。




「お前・・・嫌味かわすのが上手いな?そう切り返されちゃ、俺も嫌味の言いようがないな・・・」

「嫌味?ふ・・・僕からすれば褒め言葉です。瑞希お兄ちゃんの手足に慣れるなら、僕や奴隷に喜んでなります。」

「真顔で言うなよ!?病んでるぞ、お前!?」

「そうですね。瑞希お兄ちゃんという元ヤンキーにデレデレしてるので、『ヤンデレ』です。」

「俺が言ってるのは『病気』の方だ!」




〔★凛の本気発言★〕
〔★男を本気で困らせた★〕