彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「しつこいのは、瑞希お兄ちゃんだよ!違うって言ってるのに!」

「いい加減にしろ!何キレてんだ!?俺の何が嘘だって、ほえてんだ・・・!?」

「伊吹陽翔さんのこと・・・・・っ!」

「あ?なんだ、オメー・・・やっぱり、黙って墓参りに連れて来たことを怒って~」

「俺に話したくないぐらい、話すのがもったいないぐらい、伊吹陽翔さんが好きなんでしょう!?」


「はあ?」




言った瞬間、思いっきり目を丸くされたけど気づけなかった。

逆に、バカにされたと、私は思ってしまった。




「どうせ僕は、4番目です!」

「よ、4番目??」

「全然、気にしてませんから、お気遣いなく!!」

「おい、凛・・・マジでどうし――――?」




瑞希お兄ちゃんが、最後まで言い切る前に、彼の隣から離れた。

前進する。



「凛ちゃん!?」



進んだ先には、ポカーンとした顔で私を見る4人の先輩方。

その表情を見て、急に恥ずかしくなって、口元を覆っていた布をあげる。

目元当たりまで上げながら言った。



「モニカちゃん!」

「な、なぁに、凛ちゃん?」

「お花、どこで売ってるの!?あっち!?」



片手に手を当てたまま、開いている手でデタラメな方を指さす。

それにオネェさんは戸惑いながら言った。



「え?違う、違う。お花は、あっちの階段を降りたところに、無人販売で売ってて~」

「僕が買ってくる!」

「へ?凛ちゃんが??」

「僕が買う!お金もあるから!じゃあ、あとでね!!」

「ええ!?り、凛ちゃん!?」



何か言いかけたモニカちゃんを無視し、教えてもらった方角へと奪取する。



「おいおい、凛たん!?」

「凛助~!?」

「凛道、待たんか!」

「みーちゃん、あんた凛ちゃんに何言ったの!!?」


「お、俺は~!」



瑞希お兄ちゃんが何か言う前に、私は耳をふさぐ。

そして、階段を駆け下りたので、なんと言ったのかわからない。





「さいてー・・・!!」




誰が最低なのか、何が最低なのか。



「私・・・・・・・・・最低だ・・・・!」




何がどうよくなかったのか、整理で来てなかったけれど、私自身が悪いって、ちゃんと私はわかっていた。

熱くなる目元をぬぐえば、そでがぬれてしまった。