彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「ちょっと、皇助!あたしの会話、さえぎらないでよ!?」

「うるせぇーな、女がガタガタ騒ぐな!」

「やめろ、お前達。花が届くのは間違いないんだろう?」




口げんかをする2人にそう言ったのは、眼鏡のお兄さん。

これにモニカちゃんが即答する。



「そうよ!30分以内には来るって話だったもん。」

「では、手を洗いに行く時に寄ってみればいい。それでいいな、瑞希?」



モニカちゃんの言葉を受け、そう瑞希お兄ちゃんにたずねる獅子島さん。



「おお、それでいいよ。」



それに瑞希お兄ちゃんも納得した。

納得したけど・・・




(なんで、そんなにしんみりした顔するの・・・・!?)




アンニュイな表情に、ときめいたけど、ムカムカもした。

でも、そんな私の気持ちは、次の瞬間には吹き飛んだ。



「わははははは!フィーバーフィーバー!!」

「も、百鬼さん!?」



ガッチャ!ジャリャリジャリリリ!!



地響きのような笑い声と音に、最初に反応したのは瑞希お兄ちゃんと私だった。




「って、コラ――――――――!?」

「一気に砂利を、地面に落とした!!?」




均等に敷き詰めることなく、山積みにおろし・・・落とした。




〔★皇助は、砂利石を豪快(ごうかい)に扱った★〕




「皇助、テメー!大事に扱え!!」



これに、瑞希お兄ちゃんが口をとがらせながら怒る。

それは他のお兄さん方も同じだった。



「テメー、皇助!一か所に、山積みで戻してんじゃねぇぞ!」

「まったくよ!もぉ~平らにしなきゃダメじゃない!」

「二度手間をさせおって・・・!この馬鹿者が。」



そう言いながら、砂利石を綺麗に敷きなおす3人のお兄さん。

しかし、やった方は手を貸すことなく、平気な顔で言った。



「なぁ~に、細かいなこと言ってやがる~!?陽翔は大雑把だから気にしてねぇーよ!」

「そういう問題じゃねぇよ!」

「わははは!瑞希は、なんでも問題にしやがってよぉ~!」



そう言いながら、近くにあった石の椅子にドカッと腰を下ろした。