彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



元総長の言葉に、彼らはスムーズに動いた。



「ずいぶん来てなかったとはいえ、草がボウボウだな・・・」

「こりゃあ、親共も来ていないんだろうー?大した子煩悩の持ち主どもだ。」

「わはははは!!親子は他人の始まりだろう~!?そんじゃ、俺様は砂利石でも洗ってくるか~!!」




そう言うなり、どこからともなく取り出したのはーーー



「も、百鬼さん、それはー・・・・!?」

「わっはっはっ!!砂利石用のザルだ!!」



ガサガサ!


「ザル!!?」



お墓には不釣り合いなザル。

確かに、ザルだった。

細かい網目があって、ザルはザルだけど・・・



「お・・・大きすぎませんか!?」

「ぐはははははは!数キロぐれー楽に運べるぞ!?」



その言葉通り、太い網目と大きさだった。



「出来る男は一度で済ませる!!わははははは!!」



ジャリジャリジャジャ!!




そう言いながら、犬かきをする犬みたいに、巨大なざるに砂利の意志を入れていく。



「わはははははははは!!」


(こ、これは・・・・!)



石のこすれる音と、低い笑い声が墓地に響き渡る。



(なんだろうこれ・・・ゲームのラスボスが出てくる時のシーンみたい・・・)



〔★凛が希望するシーンではない★〕




「あははは!皇助の奴、張り切りやがってよぉ~」

「あれ、まだ壊れずに無事だったのかー?」

「そりゃあ、そうよ~特注品だもん。」

「妙なところに金をかけるからな・・・・」

「みなさん・・・・驚かれないんですか・・・?」




平然としながら語る瑞希お兄ちゃんと烈司さんとモニカちゃん獅子島さん。

素朴な疑問を口にしたら、私を見ながら彼らは言った。




「「「「あれで通常運転だ(よん♪)」」」」

「えっ!?あれをノーマルとみなしてるんですか!?」




〔★仲間から見れば、普通だった★〕




「最初はびっくりするかもしれねぇーけど、慣れればどうってことねぇーよ!凛もそのうち慣れるって。」

「・・・はい。」


(あれに、慣れなきゃダメなのか・・・)



〔★凛は、遠い道のりをしめされた★〕