彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



瑞希お兄ちゃんからプレゼントされた改造されたトンファー。

あの日以来、ポケットの両側に入れて持ち歩いていた。

攻撃を受ける直前、素早くそれを起動させて使ったのだ。



本日、実践初使用。



「はっ!」



ガッキン!!!




可児と円城寺君の声に返事してから、4本の金属バットを弾き飛ばす。




「ひっ!?」

「うわ!?」

「げっ!?」

「ま、まじ!?」


「マジです。」



ヒュンヒュン!!





敵である羽柴の問いかけにも答えて、2本のトンファーを素早く動かした。

両手に持ったそれを、5本の指でそれぞれ動かす。






「てやぁ―――――――――――――!!」



ヒュン!ビシュ、ビシュ、ビシュ、ビシュ!!



「ぎゃ!?」

「ぶっ!」

「うが!?」

「た、助け・・・ぎゃお!?」




空を切る感覚。

良い感じの手応え。

一連の動きが終わった瞬間――――――





ドサドサドサドサッ!!


「「「「「ええええええ!?」」」」」




男四人が足元に転がった。




(やった!初の実戦での初成功~!)





思わずニヤッとするけど、マスクで隠れて見えない。

そんな私に、周りは・・・・





「マジか凛道!?」

「凛すげぇー!」

「よかった、凛君無事で・・・!」




円城寺君とカンナさんと涼子ちゃん達は好感触で、





「マ、マジかよ!?凛道蓮・・・!?」


「4人一度に仕留めた!?」

「やっぱり、悪のゴレンジャーが認めた悪魔だ!」





可児を含めた尾村一派は、ひどい感想をくれた。




「ちょっと!誰が悪魔ですか!?あんたらの方がひどいでしょうが!」

「うっ!?」




ビシッ!と、トンファーを向けながら言えば、彼らがうめきながら言う。




「な、なんだよ!?や、やる気か!?」


「かまいませんよ?僕を殺したい奴だけ、かかってきなさい・・・・!」





バットの集団に向けた利き手のトンファーをひっこめ、2本一緒に構え直しながら告げる。