「俺はオメーに運んでくれって頼んでないんだよ!恩着せがましくしてんじゃねぇぞ!グダグダ言わずに帰れ!」
「馬鹿言ってんじゃねぇぞ、円城寺!こいつは尾村さんをドアの下敷きにして、俺に踏ませるように誘導しただろう!?オメーやお天道様が許しても、俺が許さん!生きては返さねぇぞ!?」
「円城寺君の意見はともかく・・・可児君、それは違います。」
まくし立てて言う男達の片方に、坊主頭に伝える。
「元々、おたくのオムライスは僕が葬り去る予定でした。それを頼んでもないのに、あなた方が割り込んできて踏みつけたんじゃないですか?言いがかりはやめてください。」
「なっ!?」
「むしろ、人の得物を取っておいて、よくお天道様の下を歩けますね?あなたのしたことは泥棒ですよ、泥棒。言うことが、図々しい。」
「顔に似合わず、言うことエグイな!?さらっと、毒舌抜かしてんじゃないぞ!オメーに言われたくねぇぞ!!オラ、やっちまえ!!」
「「「「「おー!!」」」」」
可児の掛け声で、バットを持った不良が一気になだれ込んで来た。
「そうだ!可児に続け!」
「俺らもやるぞ!」
その動きに触発され、士気が下がっていた3年達も活気づく。
「4代目共々、円城寺と爆裂弾を殺すぞ!」
「調子に乗りすぎだぜ、ガキ共が!」
「全員まとめてつるし上げろ!!」
やる気満々で、せまってきた。
「え!?困ります!」
これに即答で、私は反論した。
「僕はともかく、カンナさんは関係ない!手を出すな!」
「凛!?」
「カンナだけ、ひいきだなオイ。」
「こいつ、カンナに惚れてんじゃねぇーか、大河?」
「俺に話を振るなっ!!」
私の言葉に、ポッとするカンナさんとあきれる長谷部と困惑する吾妻。
それに円城寺君が、イライラ全開で叫んだ。


