彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「円城寺君・・・マイコプラズマの件さ、絶対受けた方がいいよ。身内と同級生が発症してるなら、感染してる気がしてならない。」

「シリアスな面して、言うことはそれかよ!?他に聞くことあるだろう!?」

「例えば?」

「俺と可児が闘ったらどうとかってことだよ!!お前マジで、どっかズレてんぞ!?頭のねじ、足りねぇんじゃねぇの!?」

「え~?それ、心がーい。円城寺君の方こそ、瞬間湯沸かし器だよ。短気は長生きできないよ?」

「テメェ~~~~~!!」



「あの・・・・マジであれが、噂の『悪魔』ですか?」

「そ、そうだ!あれが凛道蓮だ!」




そうやって、私が円城寺君と会話してる間に、あっちはあっちで話がまとまる。

可児の質問に、立ち尽くしていた尾村の仲間達が動き始める。

動揺を隠しながら言った。





「あいつが、あの私服でマスクのガキが、例の龍星軍の4代目だ!」

「はああ~!?・・・・マジすか!?あれがっ!??」





聞き返す可児の顔から、殺気が消える。

そんな男と、私の視線が重なる。

坊主男は、上から下へと私の全身を見ながら言った。





「庄倉倒して、毒蝮つぶしたって言うから、どんないかつい奴かと思えば・・・・」

(いかついって・・・)


どんな噂?





そう思っていれば、可児の仲間も彼の側でぼそぼそ話し始める。





「だよなぁー・・・聞いてた話と、ずいぶん違くねぇ?これがあの四代目?」

「4代目って、大男じゃなかったのか?めっちゃ小柄じゃん?」

「あと、細すぎだろう?4代目、か弱そうだぞ。」

「マジ女みたいじゃん?なぁ、可児?」



「ああ・・・・正直、この4代目には・・・・期待外れだな・・・」

「悪かったですね。」




気の毒そうな顔で言ってくる可児に、隠れたマスクの下で口元をひきつらせながら答える。




〔★リアル4代目を見て、可児と仲間達のテンションが下がった★〕





そうやって、一通り好き勝手言った後で可児という人が言った。