「円城寺君、あの人、可児って言うの?珍しい名前だね?」
「珍しいのは性格もだぞ。イマドキ、尾村をしたって傘下に入ってるわけだからよ。」
「え?瑞希お兄ちゃんを悪く言った畜生を慕ってるの?なんなの、変人?」
「オメーも大して変わんないだろう、凛道蓮・・・!あいつは、俺らと同じ学年の奴で、6組の可児良信(かに よしのぶ)。武道は硬派のヤンキーだ。」
「へぇ~強かった?」
「あ?『強かった?』、だと?」
私の質問に、円城寺君が顔をしかめる。
「なによ、その言い方?対戦した感想でも聞くみてぇージャンか?」
「だってそうでしょう?円城寺君が1年のボスということは、可児って奴と戦ったんでしょう?倒したから、1番になれたんじゃないの?」
「っ!?そう言う意味かよ・・・」
その問いに、なぜか嫌そうな顔で舌打ちすると言った。
「俺は、可児良信とは喧嘩してねぇんだよ・・・。」
「え!?どういうこと!?」
「あいつ、停学と肺炎とマイコプラズマにかかって、入学式からは学校に来てなかったんだよ!」
「なにそれ!?マイコプラズマ、流行ってんの!?」
〔★すごい感染率と理由だった★〕
「なんて不運なの!?どれだけ不健康だったの!?」
「俺が知るか!つーことで、奴は飛ばして・・・2年のボスを叩いたんだよ。」
「そっか・・・それで『戦ってない』んだね・・・?」
「まぁな。けど、勝負すれば、俺が勝つぜ。」
「円城寺君・・・・」
ふん!と鼻を鳴らしながら、不敵に答える爆裂弾のボス。
その様子に、何とも言えない気持ちになりつつも言った。


