彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「凛君・・・すごい。」

「いえいえ、お褒めに預かり恐縮です。」





賞賛してくれる涼子ちゃんに笑いかけ、彼女から手を離す。

それから、視線を移して声をかけた。





「それで?まだしますか?東山高校3年生のボスで、番長の尾村さん?」





教室の窓から、中をのぞかせながら聞く。

ドアに張り付いて、机を頭上にかかげたまま動かない男にたずねる。

瑞希お兄ちゃんの悪口を言った馬鹿に言った。





「僕とのタイマン、もうしないよね?」

「う・・・うぐ・・・ま、まだ・・・!」





私の問いかけに、ピクッと体を動かし、何か言おうとしたが・・・・






「もう―――――――――しませんよね?」


ガタゴト―――――――バァーン!!


「うげ!?」

「「「「「ええええええええええええ――――――!!?」」」」」



(言わせない。)





お行儀が悪いと思ったが、拒否権を与えないためにも、会えて実力行使(じつりょくこうし)した。





「尾村付きのドアを蹴り倒したっ!?」


「えい♪」



ガッターン!!


ドスン!!


ぐしゃっ・・・!」



「倒した上に、その上に飛び乗ったぁ!!?」

「あはははは♪」





円城寺君の解説通り、トランポリンの要領で飛び跳ねる。





「えい、えい、えい、えーい!」

「ぐえ!うえ!おう!おおう!」


「うおぉおおお!?迷うことなく、踏み続けてる!?」




〔★凛の連続ジャンプ炸裂★〕
〔★尾村のHPは減っている★〕




「えい!えい!えい!それ!」

「がは!あっ!あう!や、やめろ!」




私の下で、息も絶え絶えに言うクズ。





「やめろって?」


ダーン!!


「ぎゃああ!?」





瑞希お兄ちゃんを悪く言ったいけないお口。




「やめてください、だろう?」

「ぷぎゃ!?」




生意気を言うので、顔の部分をドア越しで踏みつけながら言った。