彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



周囲からの視線が気になったけど、知らん顔して帰るしかない。

瑞希お兄ちゃんとのLOVEタイム、邪魔者が入ったけどこれで大丈夫!

解決!

これで、瑞希お兄ちゃんとの時間を再開できる♪





(待っててね、瑞希お兄ちゃん!今すぐ、貴女の凛が行きますよぉ~)





立ち上がり、スキップしたくなるのを我慢しながら、教室の出入り口から離れようとしたんだけど・・・







「ふざけんじゃねぇ!!!」

「え?」




背後から怒鳴り声と一緒に、机がぶつかり合う音がした。





「凛道蓮!!」

「え!?」




ただならぬ声に、振り返れば、そいつがいた。




「最低なオムライス!?」

「誰がオムライスだっ!?尾村だよ!!このガキ~よくもやりやがったな!?」




そう言うと、フラフラした動きで、私の方へとやってきた。





「まだ俺は終わってねぇ!俺はまだできる!負けてねぇ!!勝負しろ!」





文句を言いながら近づいてくる。





(おのれ・・・瑞希お兄ちゃんの悪口を言ったくせに、まだ元気なんて・・・!)




不意打ちで急所に入れたのに、動くとはさすが番長。




(というより、飛び蹴りにした方が確実に仕留められたかも・・・)




自分の行いを反省(?)していれば、ドン!と机をたたく音がした。





「聞いてんのかテメー!?」

「オムライス・・・」

「尾村だ!」





3年ボスが、自分へ視線を向けようと誰の者かわからない机をたたいたらしい。

その音にまんまと反応してしまった私は、仕方なく彼の話に耳を傾ける。





「で?僕にまだ用事があるの?」

「そう言ってんだろう!?俺との勝負は終わってない!タイマンの続きをしろっ・・・・!!」




ニラミながら言う相手に覚めた気持ちで伝えた。




「え?いやですよ。俺、帰るとこですから。」

「はあ!?なによ・・・俺にビビったんか!?」

「ビビりましたね。復活シーンには、びっくりはしました。ただ・・・怖いかどうかというと、カンナさんの方が・・・」

「どういう意味だ凛!?」

「冗談ですよ、カンナさん。正直、怖いと言うか・・・相手するのがめんどくさい。」

「なっ!?」


「なんか・・・余裕がなさ過ぎて、ホントウザいです。」

「ウザっ・・・!?」





〔★凛のストレート攻撃★〕
〔★尾村には利いている★〕