彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「気をつけろ、お前ら!そいつの見た目に騙されるな!」

「へっ!おもしれぇ・・・!」

「あの凛道蓮本人には間違いないってことだろう・・・!?」





その言葉を受け、教室に入ってきた連中が変な顔で笑う。





「お前がジャックフロストだろうが、猫かぶりだろうがどうでもいい!」

「よくないですよ!せめて、呼び方を統一してください!」

「じゃあ、四代目だ!よぉ、うちの学校に乗り込んできて、ボスをたおすとはやってくれるじゃねぇか!?」

「え!?違います!僕は、円城寺君のお弁当を届けにきただけです!!」

「馬鹿野郎!言い訳にしても、もっとましな嘘つきやがれ!!」





〔★残念ながら本当だった★〕





「嘘じゃないですよ!麗子さんに頼まれて、マイコプラズマだったけど、持ってきて~」

「だから、人の母親を気軽に呼ぶんじゃねぇ!マイコプラズマって、どういうことだ!?」

「ぐだぐだうるせぇぞ、1年共!」

「つーことは、なによオメー、凛道蓮君よ~!?オメーの言う通りなら、円城寺が格上か!?伝説のチームの四代目が腰抜けだな!?」

「あんだとコラ!?俺が格下って言いたいのか!?」

「そうだろう!?四代目に落選した円城寺大河君!?所詮オメーは、それだけの器~」


「違います。」

「ぎゃ!?」





円城寺君を指さしていた腕を掴む。

さっきみたいに、ひねりあげながら私は言った。





「円城寺君は強いです。」

「お前!?」

「凛!?」

「うっ・・・うわあああああ!?」

「サトル!」

「テメーサトルを離・・・!?」


「動けば腕をへし折ります。」




ミシ!!


「ぎゃああ!?」





脅し文句と態度を示せば、3年達の動きが止まる。

その様子を、目で確認しながら告げる。





「円城寺君は、俺よりもヤンキー値は高いし、強いし、仲間想いです。強い漢です。」

「凛道・・・!?」

「じゃ、じゃあ!なんで四代目に選ばれなかったんだよ・・・・!?」




私の言葉に、私が腕を掴んでいる3年が聞く。

その顔を、笑顔でのぞき込みながら言った。




「ナイショ。」

「へ・・・!?」

「凛!?」

「内緒だと!?」

「そうだよ。」





驚く円城寺君に、私は教えた。