彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「うるせぇ!!騒ぐなっ!!どいつもこいつも、龍星軍だ、凛道凛だって騒ぎやがってよぉ~!?なんだってんだよ!?ああん!?」


(うわ!今度は急に怒り始めた・・・やっぱり、ヤンキーをする人はみんなこんな感じなの?)





あるいは、カルシウム不足なのか。





(なんで、瞬間湯沸かし器みたいにすぐ怒るわけ?瑞希お兄ちゃんはそうでもないのに・・・・)





いや、円城寺君は怒りっぽいかも。





(だけど、円城寺君と比べても年上の尾村って人の態度は、ナイわぁ~・・・)





みっともないぐらい怒鳴り続ける尾村に、冷めた気持ちになった時だった。






「龍星軍なんて、所詮、昔話だろう!?」


(む、昔って・・・!?ヤンキー時計では、数年前って昔になるの?)






まるで、古臭いとでもいう言い方にカチンとくる。

最悪だったのは、ムッときた言葉がそれだけではなかったこと。






「なにが、後ろ盾もなしに最強語ってるだよ!?誰も超えることのできないなんざ、裏がある気に待ってんだろう!?」

「なっ・・・!?」



(なによそれー!?)





尾村の言い方にまたカチンときた。





(まるで瑞希お兄ちゃんが、裏でズルいことして一番をキープしてたみたいな言い方じゃない!?)

「凛君?どうしたの?眉間にしわを作って・・・!?」





自分では気づかない変化に、涼子ちゃんが気づいて声をかけてきたが、それどころじゃない。





「女みてぇな男が総長してるチームが最強名乗れるのは、相場が決まってる!ヤクザあたり相手にして身売りでもしてたんだろうぜ!アバズレが!」

「っ!!!?」





女っ!?


女みたい発言も聞き捨てならないがぁ~~~~!!



(ヤクザ相手に身売りぃ・・・・・!!?)




ちょっと、ちょっと、お兄さん。




「アバズレ・・・・・?」

「り、凛君!?今度は無表情になってますよ!?怖いんですけど!?」






もしもし!?と言いながら、涼子ちゃんが私の肩をゆらすが関係ない。