彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「何キレてんだよ?どうせ、仲間じゃないんだから関係ないんだろう?」

「ざけんな!それじゃあ、俺がテメーの召使いじゃねぇか!」

「馬鹿言うなよ、俺はお願いしてんだぜ?爆裂弾の頭の円城寺君によぉ~?それとも、オメーの力じゃ、凛道蓮は召喚できないのか?真田さんの後輩のくせに?」



(こ、この野郎・・・!)



いまさりげなく、瑞希お兄ちゃんを馬鹿にする言い方しなかった?

私同様、カンナさん達も怒る。

そんな中で円城寺君が言った言葉。



「尾村!!・・・・何を企んでやがる・・・!?」


(企む?)





策略を思わせる単語。

それで少しだけクールダウンする。





(どういうこと、円城寺君?そのアホは、私とのタイマンで悪巧みをしているというの?)





爆裂弾メンバーの問いに、真面目な顔で尾村は答えた。





「企むって、俺は凛道連とのタイマンしか望んでねぇーぞ?」

「野郎にこだわるのは、オメーが得する何かがあるからか・・・!?」

「はははは!そうかもな~!?なんせ、オメーみてぇな伊達男差し置いて、貧弱な子供を4代目にしたそうじゃねぇか~?同情するぜ~円城寺?」


(・・・・・・子供。)





ええ、そうですよ。

どうせ私はお子様ですよ。

さっきも、涼子ちゃんに中学生扱いされました。

尾村の言葉に傷ついたけど、その傷は浅くて済んだ。





「自惚れるのもいい加減にしやがれ!」

(カンナさん!?)





私の傷を、カンナさんが軽減してくれた。





「確かに凛は、抜けてるところがあるけど、そこらの男よりはよっぽど男らしい奴だよ!」


(カ、カンナさぁーん!!)





友達になったカンナさんが、私のことを弁解してくれた。





「はっはっ!ずいぶん入れ込んでるな、1年ガール!?やったのよ?」

「そういう発想しかできないところが、お前のレベルの低さだ!ましてや、お前程度と凛が勝負するはずないだろう!?レベル上げてから出直して来い!!」


(さすがカンナさん!カッコいい!)





ありがたい言葉に感動していれば、罵声が上がる。





「調子に乗るなよ女っ!!」



ガッターン!!


「あ。」






尾村の拳で机が割れた。




(最悪あいつ!家に修理代請求されて、親に怒られて凹んでしまえ!)




〔★そういう家庭なら、こんな子供にはならない★〕