彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「俺は大まじめだ。仲間じゃないけど、知り合いなんだろう?連絡つく関係ではあるんだろう?俺とタイマンしたいなら、先に凛道と俺にタイマンさせな。」





(そう言われても・・・・無理だ。)





どうやら、彼は、彼らは私達の関係をきちんと理解してない。





(瑞希お兄ちゃんにさえ、私から連絡をするだけの立場で、呼び出しにも応じられない子ってことになってるのよ・・・・・!?)





今の私は、生活保護のおうちの子供として、携帯電話もない設定になっている。

携帯がないということを、瑞希お兄ちゃんは内緒にしてくれてるけど、一部は察してるみたい。





(連絡なんて、あり得ない。)





それ以前に、円城寺君とはメアドどころか、会話だってまともに出来ていない。





(円城寺君が喧嘩腰だから、平和的に話せない・・・・)



「マジすか、尾村さん!?」

「凛道とタイマンなんて、できるんすか!?」


(できねぇーよ!しねぇーよ!!)






ヤンキーらしく、心の中できつい口調でツッコむ。





〔★凛は心の中で、相手から申し出を拒否した★〕




(なんなのあいつ!?何を根拠に、私とやる気満々なの!?)




出来るはずないでしょう!?

むしろ、出来ると思って出来なかったと思い知って、がっかりしてしまえ!

私は戦わないわよ!?


歯ぎしりしながら思ったけど、尾村はそう考えていなかった。





「出来るだろうぜ?知り合いの円城寺が、話ぐれーは通してくれるからよぉ~」


(こいつ・・・!円城寺君をダシに私と戦おうとしてる・・・・!?)





私でも察した甘い考えは、円城寺君も気づいてくれた。





「テメー、俺をパシらせる気か!?」





即座に、ブーイングをしてくれた。





「おりゃあ、あいつの小間使いじゃねぇぞ・・・!?」

(そうよ!もっと言ってやれ、円城寺君!)





「ああ、無関係なんだろう?高千穂辺りを伝言に使えばすぐだろう?」

「コラコラ!あたしゃ、郵便配達じゃねぇぞ!?」

(というか、今の私の方が宅配業者だけどね・・・・)



〔★お弁当のデリバリーサービス系のものだった★〕