彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「そうかい、そりゃあ、良いこと聞いたぜ。」

「わかったら、さっさと消えろ。次にツラあわせんのは、オメーを東山の頭から引退させる時だ。」

「威勢がいいな、ガキは・・・・。」


(なにあの子!?涼子ちゃんの言う通り、本当に喧嘩しる!!)





見れば、カンナさんもいる。

秀と悠斗と呼ばれてた男子もいる。

あとは上級生らしい男達。





(円城寺君とメンチを切りあってるのが、尾村かな・・・?)





息を殺して観察していれば、尾村らしい男がしゃべり始めた。





「俺もお礼に教えてやるよ。オメーが無関係だって言う凛道連のことだ。」

「ほお~なんかネタでも掴んだんかよ、パパラッチ?」


(・・・・・凛道蓮?)





え?それ、私のことですか?

そう自覚する前に、耳を疑う発言をされた。






「奴を見つけ次第、処刑する。」

「はあ?」


(・・・処刑?)


え?誰が、誰を?






冗談には聞こえない声に鳥肌が立つ。





(だ・・・誰を処刑すると言うの!?)





喉まで出かかった疑問。




「・・・マジかよ?」




私が声にする前に、円城寺君が聞いてくれた。






「凛道蓮を、オメーが殺すだぁ?」



(そう!話の流れで行けばそうなるけど~~~~~違うよね?)





「くっくっく・・・!そうよ、無関係の円城寺君~?」


(否定されなかった―――――――!?)






〔★凛の期待を裏切る返事だった★〕



なにこれ!?

自分のことだけに聞き逃せない!

そう思いながら集中すれば、ヘラヘラした顔で処刑宣言した男が言う。





「要は、公開処刑ってとこだ・・・。二度と、お茶目出来ないようにいじめちまうってところだな~?」





尾村の声に合わせ、そいつの仲間らしい奴らが笑う。

下品なBGMが、私の嫌な気分にさせる。





(ちょっと待ってよ、マジで何!?)





どうして、私の知らないところで、私の運命が勝手に決められてるのっ!?





(そもそも、なんで私を題材にして喧嘩してんの・・・・!?)





ツッコミたい思いで聞いていれば、円城寺君が言った。





「つまり、1対1じゃ勝てないから、いじめるんかよ?」

「・・・・なに?」


(円城寺君?)






ハラハラしながら聞いていれば、尾村の言葉に顔をしかめながら彼は言う。