彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)


「なんで、他の生徒がいる前で喧嘩なんかするのかな?」



(各学年のキング同士が戦う試合となれば、K-1並の扱いでバトルシーンを公開していいってことなのかな?)



そこが変だと思った。





「俺は、殴り合いとか、あまり見せるべきじゃないと思う。特に、真剣勝負ならば、なおさらだって瑞希お兄ちゃんも言ってたから・・・・」

「瑞希・・・・?それって、凛君のお兄さんの名前ですか?」

「お兄・・・!?あ、違う違う!先輩なんだ!尊敬してるお方!」

「尊敬?」

「そうなの!その人が言うには、一対一でする喧嘩に、集まって来たギャラリーは仕方ないけど、最初からいるのはちょっと違うって・・・・!」





ヤンキーになると決め、いろんな話を聞いた。





“力任せに倒そうとするなよ、凛。時には、相手の力を利用してって方法もあるんだ。”





警察を巻く方法や、集団先方の方法。



(思い返してみれば、ためになるお話だったな・・・)



瑞希お兄ちゃんもだけど、烈司さん達も・・・






“凛たん、ケンカのコツは、どれだけ相手を追いつめるかだ。”

“頭を使えば、腕力は最小限で済む。敵の弱味は必ずにぎれ。”

“凛ちゃん、夜の10時からは、体がコラーゲンを作る時間よ!活動少なめにするのよ~ん♪”

“わはははは!とりあえず、敵だと思えば殴っとけ!!”





「・・・。」

(・・・・参考になる話、だったかな・・・?)



〔★怖い話ではあった★〕




「凛君?凛君、どうしたの?眉間にしわを寄せて・・・?」

「ああ、うん・・・瑞希お兄ちゃん以外の教えは、ばらつきがあるな~と、思って・・・」



〔★むちゃくちゃな上に、統一感がなかった★〕



「ま、まぁ・・・その辺の感覚が(私と瑞希お兄ちゃん達では)違うのかなぁ~・・・?」

「私もそう思います。」





思い出した内容を、自己完結でつぶやいていたら言われた。