彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「悪いヤンキーと良いヤンキーの比率が、極端(きょくたん)すぎる高校ですよね?」

「そうそう!素人とも、良い感じで共存してる学校!あそこぐれーじゃないのか?四神(よんしん)高のなかじゃ、一番平和だろう?」

「そ、そうですね・・・。」





瑞希お兄ちゃんの言葉に、同意しかできない。


彼が言う四神高とは、4大不良高校の名称。

わかりやすく言うと、黒崎中学・赤崎中学・城崎(しろさき)中学・青崎(あおさき)中学の4校を合わせて『ヤンキー4大中学』の高校バージョンです。





「東山高校と言えば、西岸(せいがん)高校、南原(なんばら)高校、北条高校と合わせて、4大ヤンキー高校でしたね・・・」






詳しくは知らないけど、無鉄砲が多いのが東山高校だと聞いてる。





「あいつら・・・真面目に勉強してるかな~?」

「してるんじゃないですか?そろそろ、一学期のテストも近いから。」

「まぁ、高校ぐれーは出といた方がいいからな・・・凛も、勉強が危なくなったら言えよ!」

「え!?教えてくれるんですか!?」

「もちろん!」



(やったー!瑞希お兄ちゃんと、新たなスキンシップの予感!)



「ああ見えて、伊織は頭がいいからな~辞書代わりにしていいぜ?」

「そうですか!獅子島さんは辞書のように・・・え?」





は?伊織?


(今、伊織って言った?)





「あの・・・瑞希お兄ちゃんが教えてくれるんじゃ・・・?」


「えー?俺、教えてやるほど賢くねぇーよ!安心しろ、凛。伊織なら、東大受験もバッチリな先生だぜ~?」

「どんな勉強させる気ですか!?そこまで頑張る気はないんですけど!?」




〔★スパルタ要素が満載だった★〕