彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「けっ!黙れじゃなくて、事実を聞きたくないんだろう、円城寺!?真田瑞希がどれほどか知らねぇが、奴が大したことねぇて事は、俺が証明してやるよ!俺が凛道連を血祭りにあげてな!」

「テメー!?」

「初代に守ってもらわなきゃ、活動できない蓮ちゃんなんだろうー?そいつに、格下に総長の座を奪われていじけてるだけだろう、オメーは!?」

「違う!大河はそんな奴じゃない!デマばっかり言うんじゃねぇよ!」

「カンナ!」

「おーおー、そうやって庇うのかよ?お前みたいなじゃじゃ馬を乗りこなすなんざ、早くお目にかかりたいもんだぜ。」

「おむらぁ・・・タイマンしたきゃ、俺が今すぐ受けてやる・・・・!かかって来い!」





どうしても我慢できず、俺から喧嘩を売った。

それに尾村は唾を吐きながら言った。





「冗談だろう~!?俺は凛道連とならしてもいいんだよ。龍星軍にもなれなかった格下はお呼びじゃないんだよ。」

「おむらぁ・・・・!!」





ムカつく相手がムカつく面で告げる。





「俺が今すぐ相手できるのは、凛道連だけだ。お・わ・か・り?」

「わかりました。」





尾村の言葉に続くように、同意の返事が上がる。






「あ?」





馬鹿なほど、丁重な声。

あれ?と思った時、周りの気配が1つ増えた。






「ピンポンパンポーン♪え~ご指名頂きました~凛道蓮でーす♪ただいまより、尾村VS凛道連のタイマン、開始でーす♪」

「な・・・?」






なんだ?


俺が、尾村が、全員が、その声を認識した時。










「誰がアバズレだゴラぁ―――――――――――――――!!?」



ドッゴーン!!




「べばぁ!?」


「・・・はい?」







間抜けな声と一緒に、大柄の尾村が少しだけ浮かんで・・・・




ガッタガタガタ!バーン!!





「落ちた―――――――――――!!?」


「「「「「ええええええ!?」」」」」







ふわっと浮かんだかのように見えた後で、寄せていた机の上に落下。






「ぐっおお!?うぐぐうーん・・・・・!」





その衝撃で倒れた他の机のその下敷きになって、尾村は動かなくなった。