彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)





「あっはははは!!」





その直後、私の側で爆笑が起こった。





「上手い、上手い!ブサメンときたか~凛!?」

「瑞希お兄ちゃん。」

「さ、真田テメー!?」





真っ赤になる浅原をよそに、私への笑みを向けながら言う。





「違いのわかるいい子だな、凛は~?じゃあ、ブサメンはほっといていこうか?」

「お褒めを頂きデス、瑞希お兄ちゃん。お供します。」



「こ、こらこら待て!」





2人仲良く、浅原を無視して歩き出せば、固まっていた男が動き出した。





「テメー!真田よりも、4代目!凛道蓮って言ったな!?」

「人に名前を聞く前は、『教えてください』ってつけなきゃダメですよ?」

「噂通りのふてぶてしいガキだな!?おい!調子に乗ってんじゃねぇぞ!いくらオメーが、『龍星軍』の看板背負ってデビューしようが、デカい顔はさせないからな!?」

「いや、ブサメンさんよりは小顔ですけど?」

「不細工言うんじゃねぇ!!いいかぁ~!オメーらをヒーロー扱いするバカもいるが、全員が歓迎してると思うなよ!?」

「瑞希お兄ちゃん、カフェのランチタイムってなん時からですか?まだ、10時30分ですよ?」

「んー・・・微妙だな。でも、少し遠いから、着くころにはいい時間だろう。」

「聞けよっ!!」





放置して歩いていれば、後ろから叫ばれた。





「なんですか?まだかまってほしいんですか?電話相談TELしたらいかがですか?」

「ムカつく!マジで、真田そっくりじゃねぇか!いいか、小僧!近いうちに、俺のところの6代目がオメーを借りに行く!」


「6代目?」

「なによー?オメーの宗教、まだ続いてんのか?」


「族って言え!」





仕方なく聞き返せば、赤い顔で浅原はわめく。