彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「マジかよ!?ちっちゃいなーお前!?真田もちいせぇけど、それよりひでぇ!」

「・・・は?」

「誰がひどいだテメー!?」


(瑞希お兄ちゃんを、ひどいだとぉ・・・!?)





初対面にも関わらず、暴言の雨嵐。

好きな人への悪口が、私のアドレナリンを刺激した。





「体も細くて、もやしじゃねぇか?そんなんで、よく庄倉倒せたな~?つーか、マスク取れよ!顔が見れないだろうー?」


「お断りします。」





それにイラッとしたの言った。





「あ?なによそれ~見られて困るほど、不自由な顔か~?可愛い瑞希ちゃんの後輩のくせに~?お前、不自由なわけ??」

「いや、骨格からして、整形不能の人よりはマシですよ、ブサメンさん。」


「ぶっ・・・!?誰が不細工だ−!?」





言われた分だけ言い返せば、怒るブサメン。





「マジかこのガキ!?」

「あ、あの浅原さんをブサメン呼ばわりした・・・!?」





私の言葉で、相手から下品な笑みが消える。

その背後で、仲間らしい2人が固まる。





「テ、テメー!誰に向かって、生意気な口を~!?」

「お前です、不細工面。略して、ブサメンさん。」

「な、なに~~!?」

「凛!?」





また瑞希お兄ちゃんの悪口を言いそうだったので、相手が言う前に言った。





「そんなにかまってほしいのなら、次から予約してきやがれ。KY属性の汚ギャル男?」

「お・・・!?」





ニッコリと笑顔で告げれば、浅原を含めたヤンキー達の表情が凍り付く。





(・・・・少し間、獅子島さんは言った。)





冷静に告げる真実ほど、最大の攻撃だ・・・・と。



〔★伊織の教えがさく裂★〕
〔★笑顔で告げたことで、より強いダメージを相手に与えた★〕