彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「先輩の期待を裏切らないように、後輩の期待も裏切りませんよね?モニカちゃん先輩?」



私を襲ったり、しませんよねー?





そんな思いを隠しながら笑いかけた。

これにモニカちゃんは・・・・





「ううう!凛ちゃーん!!」





私の質問に、瑞希お兄ちゃんよりも、モニカちゃんが過激に反応する。





「あああああああ!そんな顔で、無垢なセリフ言われたら~~~奪いたいけど、奪えないっ!!」

「奪うなよ!つーか、やっぱり狙ってやがったか、モニカ~!?」





怒りながら、私を背後に隠す瑞希お兄ちゃん。





「落ち着いてください、瑞希お兄ちゃん。」





その背中で、彼のシャツのそでを引っ張りながら言った。





「モニカちゃんは、瑞希お兄ちゃんの大事な仲間で、俺の先輩ですよ?先輩と慕う俺を、先輩風に吹かせてセクハラを本気でしませんよ。ねぇ、モニカちゃん?」


「はう!!?」




〔★凛からモニカへの改進一撃★〕
〔★確実に利いている★〕




「そ・・・・そこまでいわれたら・・・!」




私の言葉に顔をゆがめると・・・・



「そうよ♪としか言えないっ・・・・!!」





おおお!と言いながら、ガックリと膝をつくモニカちゃん。





(助かった・・・・。)





その姿に、自分が危なかったと知る。


同時に安心した。





(これで、合法的に瑞希お兄ちゃんからのキッスをもらえるチャンスを得た・・・・!)



〔★恋する乙女は腹黒だった★〕



(まぁ、キスはともかく・・・あまりモニカちゃんに迫られると困るからな・・・)



嫌われるより、好かれる方がいい。

ただ、その距離が近くなりすぎると危険。



(モニカちゃん経由で、女の子だと瑞希お兄ちゃんにバレると困るもんね・・・)



成り行きで騙しているとはいえ、ばれるなら、自分の口からの方がいい。





(一番の希望は、瑞希お兄ちゃんに気づいてもらうことだけどね。)




ごめんね、モニカちゃん!!


モニカちゃんを利用して、瑞希お兄ちゃんからキスしてもらうという公約を取り付けて、悪いと思ってます。





(・・・・もちろん、それだけじゃない。)




特に申し訳ないと思ってるのは――――――!





(・・・少年だと思ったら少女だったってわかったら・・・傷つけそうで可愛そうだもん・・・)





〔★今も十分、可哀想なことをしている★〕