彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



もっと瑞希お兄ちゃんに褒めてもらいたい。

私を好きでいてほしい。

今は、男の子として接してるけど・・・・





「いつか、必ず・・・・!」


必ず言うから。



(私は、瑞希お兄ちゃんを愛してる女の子ですって・・・言うから・・・!)





それまで私だけを見ていて。

私だけに、つきっきりでいて。

2人っきりのマンツーマンで、お願いします!






「もういっそのこと・・・さらってほしいよ・・・・!」



(あなたとなら、どこへでもついて行く・・・!この気持ちが暴走する前に、連れ去ってほしいよ・・・・!)



「はぁ~~~~・・・・瑞希お兄ちゃん・・・・!」






恋わずらいに、ため息はとまらない。

乙女モードで、恋の病を患っていた時だった。








バウン!バウン、バウン、バウン!




「ん!?このエンジン音は―――――!?」






聞き覚えがあった。





「瑞希お兄ちゃん!?」






音のする方を見れば、大きくなる音に合わせて、何かが近づいてくる。









ブロロロ!ブロン、ブローン!!



「やっぱり!」


(瑞希お兄ちゃんだぁ~!)







視界に映ったのは、恋焦がれていた人物。

いつも通り、カッコいいTシャツにデニムのズボンの瑞希お兄ちゃん。

違うところがあるとすれば・・・







「あれ?バンダナを口元に巻いてる・・・・?」






烈司さんに続き、初めて見るその姿。





(それもそれで、カッコいい!!)





素敵な人は、どんな姿でも素敵なのね!





〔★瑞希ならなんでもいいのが凛だ★〕





「おーい!瑞希お兄ちゃ~~~ん!」






手を振ってアピールする。

私はここにいますよ!





(約束通り、急いで会いに来ましたぁ~!)





「こんにちはぁ~~~!」







そんな思いを込めて、挨拶をしたら。









ブロンッ!!ブロブロブロロロ!!



「え?」






なぜか、瑞希お兄ちゃんのバイクの速度が上がった。