彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「どうした凛!?まだ頭痛いか!?結構冷やしたけど、ズキズキするか!?」

「あ、いえ・・・そういうわけじゃ・・・」

「それとも、気持ち悪いか??具合が悪かったら言うんだぞ?」

「き、気にしないでください、瑞希お兄ちゃん!僕、平気ですよ?」

「そう言いつつ、お前は遠慮する子だからな~マジで、気を使うなよ?凛は、俺の後輩だから、俺に甘えればいいからな?」

「え?」


(お、俺の後輩って!!)





至近距離で、見つめながら言われ、頬が熱くなる。





「本当に平気か?なんか、顔が赤いぞ?」

「そ・・・そんなことはないので~」

「とか言いつつ、脈も速いじゃんか!?ちょっと、熱測らせろ!」

「わっ!?」





そう言いながら、私の手首を触りながら、おでこに手を乗せる瑞希お兄ちゃん。

甲斐甲斐しくしてくれる彼を見ながら思う。





(・・・瑞希お兄ちゃんのせいだ・・・・)





大好きな人に、触(ふ)れられてるから・・・





(心拍数も体温も上がっちゃうんです・・・・!)



「どうしよう、烈司!顔が真っ赤だ!額も冷やした方が良いかな!?」

「落ち着け、風邪ひかせる気か。つーか、お前がベタベタ触らなきゃいいんだよ。」

「はあ!?俺は心配してんだぞ!?オメーも、モニカみたいに、俺に難癖つける気かよー!?」

「俺にモニカちゃんの趣味はない。寝起きはそういうもんだ。そうだろう、凛た~ん?」

「そ、そうです・・・」





ニヤニヤしながら言う烈司さんに、小さな返事しかできなかった。

触ってもらえるのは嬉しいけど、他の人がいる前だと、ちょっと恥ずかしい。





「そうなのか?大丈夫なのか、凛?」

「う、うん・・・ありがとうござます・・・」

「疑わしいが・・・・凛そう言うならそう言うことにしとくけどさー・・・」





私の返事にシブシブ、瑞希お兄ちゃんが納得した瞬間、部屋のドアが開いた。