彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「本人の言う通り、ちゃんと勝ち上がってから出直して来いよバーカ!」

「高千穂テメー!?」

「犯されたいかアバズレ!?」

「あん?だ~れが・・・!?」


「カンナさんはアバズレじゃない!」





言い返そうとするカンナさんの代わりに、私が言い返す。






「美人への悪口は許さないよ?」

「り、凛!?」






赤い顔で彼女が私を見る。

その表情を目にして思う。




(ああ、やっぱり!これは顔に出るほど怒ってるのね!?)




〔★凛は勝手に決めつけた★〕




そう思ったので、岡田を睨みながら言った。




「自己申告で、自分が一番強いという理由で、僕に挑みたいというなら考えてもいい。しかし、この状況は、考え物だよ?」

「ごちゃごちゃいいやがって~!臆病風に吹かれたガキが何言いやがる。」

「それは君の方だよ、『毒蝮』の岡田君。強いやつは一人でしか来ない・・・しかし君は、仲間を連れてきた。」

「あん!?」



「心細くて寂しいから、たくさん連れてきたんでしょう?そうじゃないと、君の味方ばかりが多い、この完全アウェーなリングも説明がつくよね?」


「ぐはっ!!」

「「「ううっ!?」」」



〔★凛の挑発は相手の心臓をえぐった★〕
〔★敵にもその仲間にも、かなりのダメージを与えた★〕



「ば、馬鹿野郎!こいつらは、立会人みたいなもんだ!見損なうんじゃねぇ!」

「だったら、携帯の動画機能をセットして、タイマンしてる様子を撮影すればいいじゃん?ハイテクのこのご時世で・・・アナログな考えしか思い浮かばないんだ・・・?」

「ぐうう!」

「い・・・言われてみれば・・・」

「そういうてもあるが・・・」

「お、お前ら!奴の口車に乗るな!!」



〔★凛のアドバイスは、わかりやすかった★〕




ヒソヒソ話し始める下っ端を怒鳴る姿を見て、私は獅子島流でとどめを刺した。