彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「デマって言うか、『弱肉強食』って奴だよ。オメーも男なら、返り討ちにしろ。」

「返り討ちって・・・!?僕がそれするの!?これから、そういうイベントが待ってるの!?」

「そういうことなるな!つーか、お前さ~・・・」




どうしてそうなったのかと聞けば、不思議そうにカンナさんは聞く。




「今まで、襲われたりしなかったのか?あれから、結構経つだろう?」

「経ちますけど、ないですよ!ないない!狙われてるとか・・・今、カンナさんから初めて聞きましたよ!?」

「そいつは妙だな・・・・」




口元に手をやり、腕組みしながらカンナさんは言う。




「仮にオメーが引きこもってたとしても、真田先輩らがいて、話が届かねぇはずがないのに・・・・?」

「引きこもってはいませんが・・・瑞希お兄ちゃん達とバイクの練習はしてました。」

「バイクの練習?ああ・・・そういや、そういうことも言って・・・・!?」

「そうです!バイクの練習も、お店の手伝いもして、一緒にいたけど、誰もそんな話しなくて・・・」


「-----そういうことかよ!?」

「え?」





私の説明を遮りながらカンナさんが叫ぶ。




「なるほど!どーりで、お前が知らないはずだ!」

「え?え?どういうこと??」

「そーかい、そーかい、わかりました、だぜ!」





困惑する私をよそに、1人納得するカンナさん。






「とことん過保護だな!?噂もあながち、嘘ばっかじゃないってことかよ~・・・・!」

「カンナさん・・・一体何が、どういう意味なんですか・・・??」





腕組みながら、うんうんと、うなずいている少女に聞く。

これに彼女は、ふんと鼻を鳴らしてから言った。









「お前が愛されてるってことだよ!凛道蓮~?」







そう告げる口元は、にやっと笑っている。





(ますます意味が・・・・??)





わからないと言う前に、私の手を取るカンナさん。