安堵していれば、誰かの手が伸びてきて私の頭をぐしゃりと撫でた。
「わっ!?なに・・・!?」
「だから言っただろう!?凛はやれば出来る子だって!」
「み、瑞希お兄ちゃん!?」
私をナデナデしてくれていたのは、大好きな人。
ドギマギしながら見れば、満足そうに彼は言う。
「凛は素直な性格だから、なんでも教えたくなるんだよな~まぁ、凛が努力してた成果が、こうやって形に出たんだろうな!えらい、えらい!」
「そ、そんな~お世辞が上手いですよ、瑞希お兄ちゃ~ん!」
「ばーか!頑張った奴を評価して、何が悪いってんだ~こいつめ!」
「やん!エヘへ!」
ウリャウリャと、小突かれて、グリグリされて・・・このスキンシップが幸せ!
「それじゃあ、最後は俺とhappyendで締めくくろうぜ~凛!?」
「はぁーい!瑞希お兄ちゃん!」
そのやり取りを受け、楽しそうに言う瑞希お兄ちゃん。
私も自然と笑顔になる。
(ラストフィナーレをあなたと飾れるなんて、幸せですっ!)
今は、バイクですけど!
いずれは、人生のゴールをあなたと迎えたい!
〔★凛の願望は飛躍的すぎだ★〕
スタンドをかけたバイクから一度降りる。
背伸びをして両手両足をほぐしてから、再度またがる。
「凛、こっちもほぐしとけ。」
「あ・・・」
ストンと、後ろのシートに座った瑞希お兄ちゃんの手が私のヘルメットの留め具に触れる。
カチンっと音を立てて、ヘルメットをはずしてくれる瑞希お兄ちゃん。
「首もまわしておけ。」
「は、はい!」
なんてお優しい!!
さりげない気づかいに、また惚れ直した。
しかも瑞希お兄ちゃんは、ラジオ体操のように首を振った後で、私の頭にヘルメットをつけた。
「ぶかぶかしてないか?大丈夫か?」
「大丈夫ですぅ~!」
「すげー甘やかしようだなー・・・」
そんな私達を、ニヤニヤしながら見守る烈司さん達。


