彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



烈司さんのおかげで、私は瑞希お兄ちゃんと2人きりで愛の逃避行♪



「よかったなぁー凛!烈司が単車直してくれたから、今日もっ練習できるなー?」

「・・・・はい。」



・・・だったらよかったんだけど、世の中そうもいかない。



外は、帰宅ラッシュを過ぎた真っ暗な時間帯。

あれから私達は、直った瑞希お兄ちゃんの単車に乗って、いつもの練習場へ向かっていたのです、はい。

夜の道路を、2人乗り・・・2ケツで私と瑞希お兄ちゃんは走行していました。

運転は瑞希お兄ちゃんで、私は後部シートにお邪魔してます。

バイクを操作する瑞希お兄ちゃんは、とりあえず、機嫌がいいです。





「いや~この時間なら、凛は練習に行ったと思ってたんだよなー!俺の単車が故障で足止めされてるとは・・・ラッキーだったぜ!なぁ?」

「そう言って頂けて、うれしーです♪」





嬉しいのはそれだけじゃない。

烈司さんはきっと、モニカちゃんにつきっきりで練習には来れない。

百鬼は仕事、獅子島さんも今日は来ない。

きっとこれから後も・・・・2人きりでいられるのは間違いないから。




(私にとって、あなたが幸運のラッキーマンですから!)



〔★イマイチな例えだった★〕




「烈司のおかげで、バイクも調子いいわ~!ガンガン行くから、覚悟しとけよー?」

「はぁーい!しごいてくださーい!」



(よしよし!いい感じに、瑞希お兄ちゃんと2人だけで過ごせそう~)




久々のマンツーマンタイムに、口元が緩んでしまう。

きっとだらしなくなっているであろう顔。

マスクで隠れてて、本当によかった。




(最近は、瑞希お兄ちゃん+烈司さんの組み合わせが多かったからーーーー・・・・)





”さすが、兄弟ね~!”

”俺の方が誕生日早いから、オメーが弟だろう!?”





フラッシュバックのように頭に浮かんだ言葉。






”俺は、こいつを風呂に入れたり、飯食わせたり、一緒に寝てやったからなー!”

”で、でたらめいってんじゃねぇー!!!”





(・・・・・・・・実際は、どうなんだろう・・・?)





感じた疑問。

知っておきたい事実。