彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



騙されてるんじゃないかという気はしてました。



「そんなフリル服、着れませんよー!」

「え?みーちゃんが好きなお洋服なのに?」

「・・・・えっ!?」



ロリータだか、パンクだかわからないけど、フリルが目立つ洋服を私にプレゼントしてきたモニカちゃん。

それがどんなに可愛い服でも、男という立場上、喜んで着ることはできない。

『私』好みだけど、『僕』が着たらアウトだと思えた。

だから、無理に着せようとするモニカちゃんをかわしていたんだけど・・・



「これねーみーちゃん好みのお洋服なのよ」

「み、瑞希お兄ちゃん好み!?」



そう言われると、拒絶できない。



〔★モニカは凛の弱点をわかっていた★〕



「そうよー!みーちゃん、こういう系の服が好きだからね!凛ちゃんが着たら、きっとますます、みーちゃんは凛ちゃんが好きになると思うなぁー?」

「瑞希お兄ちゃんが、僕を好きになる・・・!?」

「ええ、バッチリね!そういうことで、どうかしら?上着だけでも羽織ってみない??」

「・・・・・・羽織るだけなら・・・・・」



こうして、悪魔のささやきによって、気づけばフル装備で着ていた。



「凛ちゃん、かぁいいー♪みーちゃんも、大喜びよー!」

「そ、そうですか?」

「そうよー!みーちゃんに、もっともっと好かれるわー」

「え!?好かれますかー!?」

「もちろんよ!じゃあ、こっちも着てみてくれない?」

「はぁーい!着ます、着ます♪」



〔★凛は上手くあしらわれた★〕
〔★モニカは凛を手玉に取った★〕



そうやって、おだてられて、調子に乗って着てしまった。

だからだろうか。






「勘兵衛・・・接客業に免じて、面だけは攻撃しないでおいてやる。俺の優しさに感謝しな・・・!!」

「はっ!上から目線でほざいてんじゃねぇぞ、烈司・・・!?胃液吐くまで凹ってやるよ・・・!」

「や、やめてください!モニカちゃん!烈司さん!」



私がフリルの服を着たことで、なぜか先輩2人が一触即発状況に!

しかも、私を間に挟んでにらみ合っているからたまらない。