彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「冗談じゃねぇぞ!」


モニカを一喝すると、烈司は凛の両肩を掴んで言った。


「よく聞け、凛たん!モニカが言ったことは、モニカのルールでしかない!それをヤンキーすべてに当てはめるんじゃねぇ!」

「え?でも、モニカちゃんもヤンキーじゃないですか?」

「ヤンキーだが、それとこれは話が別だ!!賢そうなオメーが、モニカの口車に乗るとは・・・まさか、瑞希が喜ぶからとか言われて、着てんじゃないだろうな・・・!?」


「「ギクッ!」」


「2人そろってギクッと言った!?



〔★烈司の予想は的中した★〕



「やっぱりそうかっ!?瑞希をダシにしやがったな、モニカ!」

「や、やーね、れーちゃん!気のせいよぉ〜・・・」



メンチを切ってにらみながら聞く烈司に、しろもどしながら答えるモニカだったが・・・。



「だ、だって!瑞希お兄ちゃん、こういう服が好きだって言うから・・・」

「凛!?」

「ぎゃー!凛ちゃん、お口にチャック!!」



側にいた凛が、素直に白状する。



「やっぱりそうか、モニカー!?」



それでモニカの有罪が確定した。



「凛たんが素人だからって、間違ったヤンキー知識を教えてんじゃねぇぞ!」

「だって、れーちゃん~!」

「え?違うんですか、烈司さん?」

「当たり前だろう!?ヤンキー舐めるな!」

「そうでしたか・・・瑞希お兄ちゃん、こういう服は好きじゃないのかぁ・・・」

「そっちかよ!?俺が言ってるのは、ヤンキーはパンクのゴスロリは着ないってことだ!」

「失礼ね、れーちゃん!凛ちゃんが来てるのは、パンクロリータよ!ゴスロリじゃないしー!」

「どっちでもいいわ!!ほら、いいから脱いじまえ、凛!」



モニカを怒鳴りつけると、烈司は凛へと手を伸ばす。



「え!?ぬ、脱ぐって・・・!?」

「そんな服、さっさと脱げ!なにがヤンキーファッションだよ!?グズグズすんなよ、面倒くせぇ!ほれ、脱がしてやっからー!」

「ちょ!?ええ!?いいですよ!自分で、脱げますので~」

「お前はトロいんだよ!おらっ!」

「わー!?ちょっと!!?」



抵抗する凛に構うことなく、服をはぎとろうとする烈司。


そのまま、強引に脱がされそうになったが・・・




「こら!!やめなさい!」

「モニカちゃん!」

「モニカ!?」




洋服の提供者であるオネェさんが止めに入った。