彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「凛ちゃんさー可愛くなると総長じゃなくなるって言うけど、実際、みーちゃんは可愛いじゃない?」

「うっ!?そ、それは・・・・」

「みーちゃん、あの美貌でしょう?小さい時は、女の子に間違えられたみたいでさー♪その辺は、れーちゃんにでも聞けば教えてくれるとは思うけど・・・うふふふ!」

「わ、笑いすぎですよ、モニカちゃん!僕は、そんな・・・」

「ごめんごめん!凛ちゃんに意地悪言ってんじゃないから!ただね・・・無理にさ、形から入らなくてもいいんじゃないの?」

「え?」





ー凛はさ、けっこう型から入るタイプそうだからなー





モニカちゃんの言葉で、瑞希お兄ちゃんの言葉がよみがえる。

ううん、よみがえったんじゃなくて・・・





「同じこと言ってる・・・」

「え?なぁーに?」




ぼそっと言った一言に、モニカちゃんが優しく聞き返す。



「なにが同じ、凛ちゃん?モニカちゃんに、言ってごらん?」

「あ・・・その・・・瑞希お兄ちゃんにも・・・マニュアル的だって、同じことを言われたので・・・・」

「みーちゃんが?」



そう聞き返す目は、大きく見開かれていた。



「ふーん・・・そう。みーちゃんも、そう言ったんだ。」

「モニカちゃん?」

「うふふ~みーちゃんがそう言ってるなら、凛ちゃん!凛ちゃんは、凛ちゃんのままでいいじゃない!可愛く武装すればいいわ!」

「やっぱり、可愛くですかっ!?」

「怒らない、怒らない!みーちゃんもさ、自分の容姿を気にして、いろいろやってた時期があったのよ~」

「え!?瑞希お兄ちゃんが!?」



意外な話を聞き返せば、ニコニコしながらモニカちゃんは語る。



「ちょうど、凛ちゃんぐらいの時に、可愛い容姿が嫌になってね~・・・髪型変えたり、服装変えたり、筋トレに集中して牛乳飲んで吐いて・・・・れーちゃんが大変だったわ。」

「なんで瑞希お兄ちゃんの問題で、烈司さんが大変なことになるんですか!?」



シミジミと回想された話瑞希お兄ちゃんの話。

なぜか最後は、烈司さんでしめくくられていた。

思わずツッコめば、のほほんとしながらモニカちゃんは言う。