彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



ぶーぶー文句を言うモニカちゃんに、元ヤンらしく瑞希お兄ちゃんは言う。



「うるせぇ!凛に手ぇ出すんじゃねぇよ!男が恋しけりゃあ、ホストクラブにでも行きやがれ!」

「やぁーよ!お金と指名の話ばっかりで、楽しめないもーん!ドスケベトークが出来るからいいけどさぁ~」

「良いのかよそれ!?」

「本人が良いって言うなら、いいんだろう瑞希。」


おいっ!とツッコミを入れる瑞希お兄ちゃんを、くわえ煙草の烈司さんがなだめる。



「金払ってる以上、好き放題してもいいだろう。なぁ、ホステス通いしてる皇助~?」

「ボケ!俺が通ってるのは、キャバクラだ、キャバクラ!芝居とわかってても、下ネタを嫌がる姿が良いんだよなぁー!!」

「親父かお前らは?夜が迫ったからと言って、アダルト発言には早いぞ。まったく・・・本来ならば、バイクの練習は昼間に練習するものだが・・・」



「あ。そういえばそうですよね、獅子島さん。なぜ、この時間なんですか?」



もっともな話に、オレンジの夕陽を見てから聞く。

私の問いに、瑞希お兄ちゃんを含めた全員が言った。




「「「「「俺(あたし)らが、そろってるからだ。」」」」」

「そういう理由!?」






声をそろえて言うお兄さん達に、即答でツッコミを入れる。




「あははは!冗談、冗談!半分そーだけど・・・実際は夜だろうが?」

「え?」




これに笑いながら、瑞希お兄ちゃんが教えてくれた。



「族が活動するのは、ナイトタイムだろう?昼間の明るさより、夜の暗さの中で覚えた方がいいだろう?」

「あ・・・そっか。」

「そうだろう?」



そう言って、生き生きとほほ笑む姿。

甘く笑う口元。

意地の悪い、楽しそうな小悪魔の表情。




(-------あん!)


ズギューンと言う音が頭に響き、ハートが打ち抜かれた。





「そうですねっ!!」


(やんちゃ坊主みたいな瑞希お兄ちゃんの表情も好きっ!!)



また一つ、瑞希お兄ちゃんを好きになりました!!




〔★瑞希のことなら、なんでも良い凛だ★〕