彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「勘弁しろよ、凛!皇助じゃあるまいしっ!?」



そう言って、運転中にも関わらず、片手をふって答える瑞希お兄ちゃん。



「ですが、私有地への侵入は不法なことで・・・」

「伊織みたいな言い方もするなって!しないしない!」

「じゃあ、学校中のガラスをたたき割るとかは?」

「どこで仕入れた知識だよ!?リアルでするのは、皇助ぐれーだ!」



〔★否定はしたが、皇助の関与は否定しなかった★〕



「そ、そうですね・・・すみません!」

「わかればいいけどよー・・・てか、凛の『ヤンキーイメージ』って、そんなんか・・・?」

「はぁ・・・漫画とかで得る知識では・・・そんな感じです。」

「マジかよ!?それじゃあ凛としては、俺もそんな風に見えるのか?」

「え!?とんでもない!瑞希お兄ちゃんと百鬼さんを一緒にするわけないです!百鬼さんはないでしょう!?」

「そ、そっか!よかった〜皇助はありだもんなー・・・」

「ええ、百鬼さんはありですね!」



〔★双方、皇助に対して失礼だった★〕



意見が一致したところで、瑞希お兄ちゃんは言った。



「その辺をふくめて、凛と話ができてよかったわ。いつの時代も不良のイメージは悪いなぁ~・・・」

「あ!?ご、ごめんなさい!嫌な言い方をして・・・」

「いいよ、凛が謝ることじゃない。俺がヤンキーなのは事実だけど、マジで凛にそう思われてんのかと・・・焦ったわ。」

「思いませんよ!瑞希お兄ちゃんはいい人です!最初から他人を思いやれるヤンキーでしたから・・・」

「凛・・・」

「よかった・・・瑞希お兄ちゃんが思った通りの人で・・」

「ばか・・・おだてすぎだぞ?」

「だって本当だもん!エヘヘ・・」

「ははは!こいつ〜!」



赤信号で止まったと同時に、ヘルメットの上から撫でられる。

グリグリされた。



「よしよし、良い子良い子!」

「エヘヘ~!」

「マジで凛可愛いな♪ハムスターのタマを思い出すぜ!」



〔★瑞希の溺愛スキルが作動★〕
〔★可愛がられる動機(どうき)は不憫(ふびん)だが、凛は気にしていない(※気づいていない)★〕



(嬉しー!周りから見れば、ラブラブカップルに見えてるかも!?)



〔★凛は忘れているが、良くてボーイズラブだ★〕