彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)



「どうって・・・この場合、家電がないのは嘘じゃないだろう?」

「そっちじゃねぇよ!!こいつをどうするかだっ!」

「うーん・・・!そりゃあ、家出っ子ならバイトはできないよな・・・。親に探し当てられちまうからよ・・・」

「だーかーら!瑞希の返事は、微妙にズレてんだよ!俺が聞きたいのは、家出中のこの子をどうするかだ!」

「そりゃあ、放ってはおけねぇーよ!凛、お前ちゃんと食べれてるのか?寝れてるか?つーか、金あるのか?」

「あ、あります!大丈夫ですから~」


「大丈夫なことあるかっ!!」


作り笑いをした瞬間、瑞希お兄ちゃんに怒鳴られた。




「このバカ!」

「痛い!?」



言われたと同時に、瑞希お兄ちゃんに叩かれた。

それもゲンコツ。



〔★瑞希からの攻撃★〕
〔★見た目に反して強力だった★〕



(叩かれた!初めて叩かれた!嫌われた!?)



体の痛みよりも、心の痛みが強い。

だけど、それはすぐに消えた。



「なにが秘密基地だ!?野宿する気だったんだろう!?4月だって言っても、まだ寒いんだぞ!?風邪ひきてぇーか!?」

「み、瑞希お兄ちゃん・・・・」

「なんでまた家出したのか知らねぇけど、親が原因だろう!?まだ、凛を間に挟んで喧嘩してるのか!?バカ親だな!!」

「いや、それは・・・」



ぶっちゃけ、現在は膠着状態です。

お父さんの仕事が忙しくなって、すれ違いにはなってる。

良くも悪くもないと思うけど・・・




「もういい、わかった!!」

「え?な、なにが??」



私の言葉に1人納得するお兄ちゃん。

そして、真面目な顔で言った。