彼は高嶺のヤンキー様(元ヤン)




「大体2代目のみなさんは、誰でも守れる約束を念押しでしたのに、自分で自分にブレーキかけれなかったんです!お互いに注意し合えたのにできなかった!いくら・・・瑞希お兄ちゃん達が創設者でも、現場を離れた後のことまで責任を取れっていう親の神経がわからない!!」

「凛、お前よぉ、言っていいことと悪いことがーーー・・・・!」

「瑞希お兄ちゃんがっ!!」



好きな人が反論する前に言った。



「瑞希お兄ちゃん達が、絶対に譲りたくないのを譲った時点で、もう認められてるじゃない?」

「やめろ凛!」

「どうして、それがわからないの?『武勇伝』とか『伝説』とか、作りたい気持ちはわかるけど、おかしいよ!!」

「やめろって、言ってるだろう!?」

「これは完全にルール違反だよ!」


「なにがルール違反なんだっ!?」




きつくなった口調で、私に対して怒っているとわかった。

機嫌を損ねたくはなかったけど、それ以上に私もムカムカしていたので言った。





「『気心の知れた仲間同士で楽しくする』ってことが出来てない・・・・!」




私に怒った顔を向けるイケずな人。





「瑞希お兄ちゃん達に褒めてほしくてやったのか、自慢したかったのか、成長したって伝えたのかったかわからないけど・・・!」




話しているうちに気づく。


彼らも私と似てる。

瑞希お兄ちゃんへの想いと、その関心を引きたいという気持ち。

だけど、それとは違う。



「瑞希お兄ちゃんは、こんなことにならないように警告はした。言ってましたよね、半端な気持ちじゃできないって?それを破ったのは2代目達でしょう?」

「それは・・・!」

「どうして、その原因がこっちにあるって、瑞希お兄ちゃんにあるって、2代目の身内は言えるわけ?」

「凛っ・・・・!」

「だから、被害者ぶるなんてルール違反です。刺した奴を恨めばいいのに、相手が違いますよ・・・!」

「・・・凛の言うことは正しい。けどな、それはきれいごとでー・・・」



「『族に綺麗も汚いもない』ですよ!」


「凛・・・!」




瑞希お兄ちゃんが口にした言葉を口にする。