「ああん!?『お姉さん』だぁ!!?」
「わっ!?」
優しい顔が豹変(ひょうへん)する。
怖い顔で、にらまれて、吠えられた。
(え!?違ったの!?)
相手の態度に、私は自分の失言を後悔する。
(謝らなきゃ!)
失礼なことをしたと思ったので、慌てて謝罪したが・・・
「す、すす、すみませんっ!!!間違えま・・・っ!!」
「間違ってなぁーい♪」
「へ?」
阿修羅顔が菩薩に変わる。
「ちょっと聞いたぁ!?この子、あたしを『お姉さん』て呼んだわぁ!!」
怒ってはいない。
「いつもは『おかま』とか、良くて『オネェ』なのに『お姉ちゃん』よ!初めて言われた〜!嬉しー!」
「えっ!?」
(オネェで正解!?)
〔★相手は喜んでいた★〕
「いいわ、この子!違いがわかる男の子って好きよー!」
・・・男の子じゃないですけどね。
まあ、嫌われないだけましだよね?
それでホッとしていたら、言われた。
「決めた!この子、あたしの超お気に入りにする!!」
「ええ!?」
〔★凛は、超お気に入り登録をされた★〕


